『ターミネーター2』のジョン・コナー役として一躍有名になるも、薬物中毒などでその後のキャリアが絶たれてしまったエドワード・ファーロング。42歳にして過去を振り返り、13歳の頃の自分に人生のアドバイスを送った。(フロントロウ編集部) . 「タイタニック」「アバター」と映画史を塗り替えてきたジェームズ・キャメロンにとって、ヒットメーカーの原点になったのが、1984年の「ターミネーター」。未来から過去へと時空を移動することで、世界または愛する人の運命を変える……。タイムマシンなど古くからあるSFの設定を、アクション映画として大成功させたのが「ターミネーター」で、翌1985年の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」から最近の「君の名は。」まで、時空を超えるエンタメ映画の「基準」になったと言っていい。, 今回、キャメロンがシリーズに戻ってきたことで、その「基準」や「原点」が強く意識されている。つまり、「ターミネーター」の物語がいかに面白いのかを証明することに!人類の救世主となる存在がジョン・コナーからダニー・ラモスに変わったとはいえ、基本的なストーリーは「ターミネーター」と続編の「ターミネーター2」を合わせた印象。オリジナルの世界観が堂々と踏襲され、その面白さに改めて興奮してしまう。, 完成前にジョン・コナー役のエドワード・ファーロングが再登場することが話題になったが、まさかのCGで再現。しかも絆を育んだはずのT-800に抹殺されるというショッキングなオープニングから、タイトルが示す「ニュー・フェイト」=「新たな運命」が、原題の「Dark Fate」=「暗黒の運命」であることを予感させる。, T-800は「ターミネーター2」のラストで溶鉱炉に沈んだはずだが、新たな個体がジョンを殺すために送り込まれていたのだ。もともと人間ではないので、その「使命」をプログラミングされただけの新たなT-800は、中米のグアテマラのリゾートで、サラの目の前で当然のように使命をまっとうする。このシーンは、ファーロングだけでなく、リンダ・ハミルトン、アーノルド・シュワルツェネッガーも超リアルなCGで登場することに驚かされる。, この結果、サラ・コナーが残りの人生をターミネーターへの復讐のために捧げたわけであり、リンダ・ハミルトンの顔に刻まれた深いシワが、狂おしいまでの苦悩を表現することに……。映画の前半で、新たな救世主のダニーを助けたサラが、シリーズの名セリフ「I’ll Be Back」と言い放って立ち去るシーンは、サラの孤高の生きざまが伝わってきて、爽快ながら胸を締めつけられるのだ。, 一方のT-800は、ジョンを抹殺した後、人間社会にとけこんで、ひっそりと生活していたという設定。現在に至る日々は映画には描かれないものの、人間と同じように外見には老化が表れている。皮膚のパーツは時間とともに「劣化」する、ということだろう。, そしてこのT-800は、自分の使命を果たしたため、もはや人間にとっての敵ではない。それどころか、「ターミネーター2」でジョンを守った旧T-800と同じように、人間を「愛する」機能が残っていたようだ。このあたりは送り込んだ側の設計ミスと言えるかも。, とにかく「ほぼ人間」となったT-800が、ジョンの殺害をどう感じ、サラにどんな思いを抱いていたかは、今作の中でも重要なポイントとして機能している。「ターミネーター2」のあの有名なラストから連なるエモーショナルな見どころだ。, このT-800と、ダニー、サラ、そしてダニーを守る強化型兵士のグレースが立ち向かうだけあって、敵キャラのターミネーター、REV-9の破壊力、再生力には度肝を抜かれる。触れたものへの変身や、分身などを駆使しつつ、過去のターミネーター以上に知能も優秀のようで、ほとんど欠点が見つからない。, こうした宿敵キャラの場合、「何でもアリ」「やりすぎ」に映ることもあるが、「デッドプール」のティム・ミラー監督らしくアクションはかなり生々しく演出されるし、演じるガブリエル・ルナの、どこか人の良さそうな外見とのギャップが新鮮で、意外や意外、ありえない戦いっぷりにも説得力を与えている。, そして「ターミネーター2」から続く物語で最も気になるのは、未来がどう変わったかという点。ターミネーターを送り込むスカイネットは、その元となる研究を絶たれて消失したはずだった(ジョンを抹殺したT-800は、おそらく未来が書き換えられる前に送られたのだろう)。2042年から来たグレースは、スカイネットという単語も知らないのである。, 未来で新たに脅威となっているのが、人工知能(AI)の「リージョン」で、その反乱による大戦争によって数十億人の人類が犠牲になったという衝撃の設定だ。このAIというのがやけにリアルで、「ターミネーター2」が公開された1991年とは違って、現代社会の中で日常風景になっているAIの急速な進化は、未来にも大きな影響を及ぼすことをわれわれは実感している。スカイネットがなくなっても、次のリージョンが存在するというのは、2019年の観客にとって確実な未来として映るのではないか。, 最後に「ニュー・フェイト」に刻まれたキャメロンらしさと新しさといえば、女性たちの活躍。ダニー、サラ、グレースという3人の女性が今作のヒーローというのは、最近のハリウッドが意識する多様性の表れのようでありつつ、「女性」という点を強調していないところが妙に新鮮。, 彼女たちはあくまでも戦うキャラで、もはや男とか女とかこだわるレベルではない。とくにグレースの性別を超えたカッコよさは今作最大の魅力で、そのカッコよさが導く結末が心を鷲掴みにする!, 今から35年前、アクション映画に革命を起こした「ターミネーター」と、その7年後に映画史を塗り替える大ヒットを記録した「ターミネーター2」。この“伝説”を生んだ3人、アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、ジェームズ・キャメロンが奇跡の再結集を果たした「ターミネーター:ニュー・フェイト」。正真正銘、シリーズの正当な遺伝子を受け継ぐ最新作。期待度MAXの本作の見どころを要チェック!, アクション映画の歴史を変えたといわれる「ターミネーター」シリーズ。今回の最新作「ニュー・フェイト」は、伝説の大ヒット作「ターミネーター2」の正当な続編として大きな話題を呼んでいます。今回は、「ターミネーター」シリーズで押さえておきたい用語と年表をご紹介!(文・相馬学/デジタル編集・スクリーン編集部). さて今回は!あの名作『ターミネーター2 (Terminator2: Judgment Day)』の正統続編と銘打って製作された(何度目かの)映画『ターミネーター: ニュー・フェイト(Terminator: Dark Fate)』の感想記事です。, 最近洋画はアメコミばっかり観てるような気がしてたので、そういう意味もあってワクワクしながら観に行きました。映画の内容に関しては、期待しすぎず「2と1の次に面白ければいいか」ぐらいのノリだったんですが・・・。でも、映画館に行くのは楽しいものです。, 率直にどうだったかというと、普通に面白かったかな~っていう感想。すごく良かったわけではないが、ダメでもない。そういう面でも『ターミネーター3』以降のターミネーター感ありますが。でも、『T3』以降の作品だと僕は一番に好きになれるまではあるかなー。「(全米で)売り上げが爆死」とか言われてますけど、そこまで酷いとは思わない。みんな食わず嫌いしてるだけじゃないのか。気持ちはわかるけど(笑)すごくターミネーターっぽいなぁっていう内容でした。, お年を召したリンダ・ハミルトンとアーノルド・シュワルツェネッガーはもちろんカッコいいので、人によってはこれだけで観に行く価値はあるかと。(シュワちゃんが映画に出るのも、あと何回あるかわからんし)キャスト面でいえば、新キャラのマッケンジー・デイヴィス(グレース役)も話題になってますね。僕としてはダニー役だったナタリア・レイエスも良かったと思うんですが・・・終盤にかっこいい顔を見せてくれるし。, キャストクレジットでも1番に来てるという、主役扱いのサラ・コナー。突如運命に巻き込まれるダニー。未来から来たグレース。ストーリー上の主人公はこの3人の女性ですね。女性キャラが全面に出てるとこのご時世「お、ポリコレか?」となる人も多そうですが、ターミネーターは元々サラ・コナーの物語でもあるんですよね。だから、主役となる女性を世代交代していくのは構図としてまあまあ奇麗だと思うんです。未来の象徴としてグレースもいるしね。, ただ、ダニーが「未来の救世主の母親」ではなく、「救世主自身」であったというのは現代の風潮やな~って感じです。僕はそれ自体は良いと思うんですけど、事実の明かし方に芸が足りなかった。全体的にセリフでの説明や回想に頼りすぎていて、もっとうまくやれたやんか!?と思うところはある。グレースの気持ちを考えるとまあ分からなくもないんだけど。, ちょっと面白いのが、Twitterで「ニューフェイト」と打ち込むと、検索候補に「百合」って出てくること(笑)僕は何でもかんでも恋愛関係に持ち込むのがあまり好きではないんだけど、まあそういう関係性は見いだせるよね。守る側と守られる側なんだけど、実は守られる側のほうが強いみたいなヤツね。・・・いいね!いい主従関係。素直に魅力的だった。終盤のダニーの目つきも光るものがあったし。ラスト、車を自分で運転するのも象徴的でしたね。, グレースの鎖ヒュンヒュンアクションもよかった。あれはたぶん予告編になかったよね?温存してて正解だったと思う。ただ、弱っていたシーンも目立った感じ。もし次回作があるなら、弱点を克服して思う存分大暴れしてほしい!, この映画、主に2つ「あれ・・・」って思ったポイントがあるんですよね。1つは冒頭におけるジョンの死、2つ目はT-800関連かなと。, 冒頭からやってくれましたよね。若いサラとジョンが出てきたと思ったら、T-800が出てきてあっけなくジョン・コナーが死亡。「は??????」って感じでしたもの。ジョンが死んだら『T2』は何だったんやってなりません?『T3』でやった「審判の日は回避してませんでした」よりかはマシかもしれないけど、ジェームズ・キャメロンが関わっていてこうなるとはなぁ・・・ リージョン(レギオン)という新たな敵が出ていますが、スカイネットは結局滅ぼしたってことでいいんだよな?, 一応、制作側の言い分も聞けば、納得はできるんですけどね。審判の日が回避されたらジョンは戦わなくて良い代わりに何の変哲もない一般人として過ごすのか。それはそれで変な感じがしますよね。逆にサラが死んでジョンが生き残ったパターンとかでも作れそうな気はしますが、そうすると『T3』になっちゃうのか。(『T3』でのジョン・コナーはちょっと残念なキャラになってましたしね...)続編を作るって難しいな・・・, 今思えば、事前情報にジョンや成長後のジョンらしき人物が影も形もなかったことで察するべきだったんでしょうね。エドワード・ファーロングがちょっと出てるってのも序盤のアレだけか。, 2つ目のT-800関連。これは言っていいのかな。T-800出さないほうが纏まり良かったんじゃないかなって思っちゃった。もしくは、もう少し出番を厳選するとか。もちろん僕はシュワルツェネッガーが好きなんだけど、今回についていえばノイズになりかねない。疑似家族の形成と別れとかもそこだけ見ればいいんだけど、だいたいT-800が自分で口で言っちゃうし。まぁ、「人間がなぜ泣くか分かった。俺には涙を流せないが」を思わせるシチュエーションだったのはよかった。, 実は僕、『ターミネーター4 (Terminator: Salvation)』は結構面白いと思ってるんですよね。(結局ジャッジメント・デイは起きてる設定ですが、改変前の歴史と思えば、まぁ・・・)あまりにも売り上げが振るわなかったらしくあの路線での映画はなくなっちゃいましたが、シュワちゃんありきでなくても出来なくはないと思うんだけどなぁ。結局は売れないのか。サングラスをあえて掛けないシーンとか、"I won't be back"とか、そういう決意表明のようなものは見て取れるんですが。, 一つの作品に印象的すぎるキャラクター(およびキャスト)が居ると、どうしても彼らなしの続編に抵抗が生まれますよね。『ターミネーター』のシュワもそうですが、『スターウォーズ』はスカイウォーカー家の話でなきゃ...とか、『ガンダム』はアムロとシャアがいないと(もしくはその拡張でないと)なぁとか。僕も陥りがちですが、それをやってるうちは縮小再生産になるだけなんですよね。制作側も鑑賞側も態度を改めていかないとダメなんですよね~・・・, ストーリーはやっぱりこれぞターミネーターだなという。未来の恩人を助けるためにタイムトラベルするとか、クソしぶとい機械生命体からひたすら逃げまくるとか。ツボを押さえてますよね。時を越えた忠義はやっぱり感動的。公開前に「『フォースの覚醒』のよう」という評判を聞きましたが、まさにそれ。二番煎じと捉えるか良いリブートと捉えるかは人次第になるやつ。僕は好きなほうですが。, あの新ターミネーターREV-9はいいしぶとさでした。「こいつまだ襲ってくんのかよ、いい加減倒れろボケ」って観客に思わせるぐらいのしぶとさがあってこそ(笑)機械と人間に分かれることができるのも良かったですよ、トリッキーな戦い方ができるし。あのT-1000も分身は成しえなかった。日常に溶け込むも、些細なことでバレるっていうのも過去作を思わせるシーンでしたね。ただ、キャストの顔がなんか優しそうなんだよな・・・。逆に怖いかもしれんけど、かってのロバート・パトリックみたいな敵が欲しかった感はある。, というわけで今回の『ターミネーター: ニューフェイト』、文句もけっこう書きましたが決して嫌いなだけの映画ではないんですよ。好きポイントもあるし。『ターミネーター』ってやっぱり良くも悪くも過去の作品だと思うんですが、それでも何とか現代風にしていたのは理解できた。だからなんとかして次回作につながってほしいなっていう。ダニーとグレースの物語をね。三度目の正直ということで頼みます・・・。, 現在大学生。特撮(平成ライダー中心)、映画、アニメといった映像コンテンツを見るのが好き。プラモデル作るのも好き。, kurosuke303さんは、はてなブログを使っています。あなたもはてなブログをはじめてみませんか?, Powered by Hatena Blog

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