してみました . 異常な殺_人者の告白から、異常な愛の物語へ。 『ユリゴコロ』を観たので. ユリゴコロを持たず生まれてきた人間の残酷さがえぐいくらいに描かれてます。 そして、自分自身の正体は?

このシフトチェンジが素晴らしい。 それは、この作品のテーマそのものとシンクロする。 サイコパスの話なのにラストは深い愛情に泣いてしまいました。きっと子供を産んだ女性ならみんな泣いてしまうと思います。愛ってたしかに存在すると思いました。

ブログを報告する, 映画『オリエント急行殺人事件』と原作小説『オリエント急行の殺人』(ネタバレありの感想), 映画『IT イット “それ”が見えたら、終わり。』と原作小説『IT』(ネタバレありの感想), 映画『窮鼠はチーズの夢を見る』と原作漫画「窮鼠はチーズの夢をみる」&「俎上の鯉は二度跳ねる」(ネタバレあり), 映画『スターリンの葬送狂騒曲』と原作コミック『La Mort de Staline』の比較(ネタバレありの感想), 映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』と原作漫画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』の比較(ネタバレありの感想), 映画『ワンダー 君は太陽』と原作小説『ワンダー Wonder』の比較(ネタバレありの感想), 映画『ビューティフル・デイ』と原作小説『You Were Never Really Here』の比較(ネタバレありの感想), 映画『君の名前で僕を呼んで』と原作小説『君の名前で僕を呼んで』の比較(ネタバレありの感想), 映画『レッド・スパロー』と原作小説「レッド・スパロー」の比較(ネタバレありの感想), 映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』と原作コミック『ヴァレリアンとローレリーヌ』の比較(ネタバレありの感想), 亮介は4歳のころ長期入院をし、久しぶりに家に帰ると母が別人になっているような感覚に襲われた。, 美紗子が居なくなり、彼女の妹・英実子が、亮介の母に成り代わり、素性を隠して今まで育ててきた。, 生かされた美紗子は、流れ流れて何とか生き延び、“細谷”という偽名を使い、亮介の経営する店で従業員として働いていた。. 作画担当の亜月さんはりぼん時代から知っていますが、相変わらず絵柄がキレイです。 ユリゴコロを持たず生まれてきた人間の残酷さがえぐいくらいに描かれてます。 ミステリ系で絵も合ってて引きこまれました。 秋の夜長におすすめです。 本当に面白かったです。亜月亮先生の少女漫画タッチのおかげで、ホラーがやわらいでとっても良かったです。, この作品、本で全部読んだんですけど、かなり忠実に再現してますね‼︎

母だと思っていた人の正体は? [お役立ち順] / ネタバレあり. 失踪した婚約者は実はDV夫から逃げているところだったらしく、見つかって捕まってるらしい。 過ちから始まった愛。 ラスト、車で走り去る二人を見送りながら、私は、そんなことを考えていた。, さすが原作がある作品はストーリーが深くて面白い!

途中でやめずにぜひラストまで読んでください。 ミステリーやホラーは. 母が死んで婚約者が失踪、実家で見覚えのある鞄と遺髪?とノート数冊発見、読むと誰かの告白日誌で内容はサイコパスに近い、人を自分の手で◯すとたまらなく満たされるというショッキングなもの。 実写版は、さらに強烈です。, 原作を読んでみたくなりました。 | 確かにあれだけ人を殺してきて捕まらないのも、ラストのやくざ殺しも、人を殺したい性癖の人間があれだけスムーズに別の人生をやり直したり、息子やダンナに会いに来れたりするものかと、細部を考えると、ご都合主義の感も否めませんが、それも含めて、傷を負った人間どうしの深い愛の物語で、読み進めさせられるだけの面白いストーリーになっていると思います。 ちょっと感想を漫画に.

原作を読んでいないので予想ですが、かなり原作に忠実に再現されているように感じました。ちょっと深読みして主人公が犯人の濡れ衣を着せられたりするのかなと思う所がありましたがラストはある意味ハッピーエンドでした。 こうなりましたね… なんていうか 『こわい』の種類が 愛を手にする資格など持たないような者の愛。 ノートの内容は、前半はサイコ的な恐怖を感じさせるが、後半は、ミステリとしての面白さをキープしつつも、叙情的な方向に移り変わってゆく。 大好きなんですけどね . 以下ネタバレします 人を殺めることで誰かを守ろうとするような愛。 『ユリゴコロ』は、沼田まほかるのミステリ小説。2011年4月4日に双葉社から単行本が刊行された[1]。2014年1月9日には双葉文庫から文庫本が発売された[2]。2017年に映画化された。, 2011年の発売以降、販売部数累計25万部を超え、2012年には大藪春彦賞受賞、本屋大賞ノミネート、「このミステリーがすごい!」国内部門第5位など数々の国内ミステリーランキングにランクインした。アメリカ・中国・韓国・台湾でも翻訳出版された。, 実家の父の書斎の押入れに、ひっそりと仕舞われていた4冊のノート『ユリゴコロ』。それは「私」が『ユリゴコロ』と呼ばれるものを探し求めて殺人を犯していくという生々しい内容だった。そのノートを読んだ亮介はその秘密に迫っていく。, 2017年9月23日に吉高由里子主演で映画が公開。監督は熊澤尚人[5]。PG12指定。興行収入は2億円台に留まった[6]。, 株式会社双葉社|ユリゴコロ(ユリゴコロ)|ISBN:978-4-575-23719-1, 株式会社双葉社|ユリゴコロ(ユリゴコロ)|ISBN:978-4-575-51642-5, 株式会社双葉社|コミック版 ユリゴコロ 上(コミックバン ユリゴコロ)|ISBN:978-4-575-31298-0, 株式会社双葉社|コミック版 ユリゴコロ 下(コミックバン ユリゴコロ)|ISBN:978-4-575-31299-7, https://archive.is/20170713114305/http://www.hochi.co.jp/entertainment/20170712-OHT1T50337.html?from=rss&utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter, 吉高由里子、日本アカデミー賞受賞作が特典満載でパッケージ化!『ユリゴコロ』BD&DVD, KINOTAYO 13e Festival du Cinéma Japonais Contemporain (KINOTAYO 現代日本映画祭), https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=ユリゴコロ&oldid=80153333.

終盤、主人公の殺_人気質が覚醒し、自らの体に流れるおぞましい血によって、呪わしい運命を辿る、という展開も、ありだった。 でも、母の愛が、それを救った。 でも私は本を読みながら実写化された時の配役とか考えながら読んでたので、髪型入れ替えたら全部同じ顔って感じの「漫画」はあまりうけないかも…。まぁ、人によるんでしょうね!, タイトルに惹かれ何気なく読み始めた『ユリゴコロ』。 立て続けに起きた不幸の中、見つけた謎のノート。 とくに邦画の. 今回紹介する作品は 映画『ユリゴコロ』です。 【あらすじ】 田舎でカフェを営む亮介は、婚約者の千絵とともに幸せに暮らしていた。しかし、亮介を男手一つで育ててくれた父が余命幾ばくもない事が発覚し、更にはパートナーの千絵がある日突然姿を消してしまう。 それでも、愛は、愛。 色々と考えさせられる作品でした。 サイコキラーのお話が好きな方なら読んで損はない作品です。, 映画化されると言うので読んでみました。怖くてやめたいのにどんどん読み進めてしまいました。私は誰なのか?興味津々です。原作も映画も見たくなりました。, 衝撃的な内容です。かなり後をひきずります。 サイコパスなのに、その人格形成や葛藤、精神状態が本人目線で展開されるため、なぜか感情移入?してしまう、考えさせられる内容です。 漫画版.

でもその家族、特に子供は罪のない普通の人なわけで、この作品に出会ったことで「自分の子供が異常者だったら」「自分の親が実は異常者だったら」と考える機会ができた。, 原作と映画化を知らず読み初めましたが そんな私が . ネタバレ有りです! 原作の小説『ユリゴコロ』が好きだ。 これはダメなタイプの!実写化!! 本1冊を2時間尺の映画に収めるのってそんなに難しいんだろうか…。難しいなら連ドラでやってほしかった。 秘密と偽りのもとに成立していた愛。 内容はサイコパスの手記を偶然見つけた主人公が書いたのは家族の誰かだと思い調べ始め、衝撃の事実にたどり着きます。 でも見かけただけの子供とかも殺してるので、やっぱりただの異常者・◯人鬼なんですけどね。。 ミステリ系で絵も合ってて引きこまれました。秋の夜長におすすめです。, 先が気になり、どんどん読み進めていきましたが…リストカットの辺りで怖くなってやめてしまいました。時間をおいて購入したいと思います。また、原作も読んでみたいです。, ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。, レビューと感想 ホラーではなく、ある意味、深い愛の作品だと思いました。 ジメジメじっとりした. 原作の利なのだろうが、読ませるパワーがすごい。 大好物なんですよ . ☆を減らしたのは、ドラマチックな内容だった割りにラストがあっさり終わってしまった事とやはり彼らがした事が正しいとは思えなかったので。

映画も原作もホラー要素が強いのかと正直敬遠していたのですが、マンガのイラストが綺麗だったので、読めるかなと試しに一巻を読んだら、そのストーリーの面白さに、一気読みしてしまいました。 沼田 まほかる『ユリゴコロ』の感想・レビュー一覧です。ネタバレを含む感想・レビューは、ネタバレフィルターがあるので安心。亮介が実家で偶然見つけた「ユリゴコロ」と名付けられたノート。それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。

いろんな愛のかたちを知ることでしょう。

亜月亮(作画)、沼田まほかる(原作) 『コミック版 ユリゴコロ』 双葉社〈ジュールコミックス〉、上下巻 上巻:2017年8月22日発売 、isbn 978-4-575-31298-0; 下巻:2017年8月22日発売 、isbn 978-4-575-31299-7; 映画 救われます。

殺・人への衝動を抑えきれないサイコパスへの家族達の深い愛情には胸が締め付けられました。

このマンガを読んで、原作と映画を観ようと思えました。, 面白すぎて一気に読んでしまいました。 父は、母は、人殺しなのか?

日記の内容も読み進めると男性と出会いその人のことを「あなた」と書いてある…どうやら夫に向けて書いた告白本らしい。 これを読んだ後に座間の事件が起きたので、現実に起きたら感情移入なんて有り得ないなと思った

と、これだけでも少し予想がつくと思いますが、これを知った上でも、読むと色んな伏線が絶妙に絡んでドキドキしながら読み進められます。 芥川賞を取った小説、コンビニ人間でも同じように思いましたが、サイコパスとして生まれた場合、どのように生きて行くのか良いのでしょうか。そして家族の辛さも非常に大きなものです。 一気に読んでしまった。 田舎でカフェを営む亮介は、婚約者の千絵とともに幸せに暮らしていた。しかし、亮介を男手一つで育ててくれた父が余命幾ばくもない事が発覚し、更にはパートナーの千絵がある日突然姿を消してしまう。度重なる不幸を受け入れられずにいた亮介は、実家の押し入れにあった一冊のノートを見つける。その本の表題には「ユリゴコロ」と書かれており、中にはある殺人者の半生が記されているのだった…, 本作は2011年に発表され、本屋大賞やこのミステリーがすごい!に選出され、2012年には大藪春彦賞まで受賞した作品です。, 沼田まほかるさんは、50代で発表した『九月が永遠に続けば』でデビューした遅咲きの作家で、湊かなえさんや真梨幸子さんらと並んで“イヤミスの女王”と呼ばれています。, 沼田さんの作品にはインモラルなキャラクターが多く登場し、その歪んだ価値観を持つキャラクターの視点でストーリーが進行していくので、不快に感じられる読者もいるかもしれません。しかしそのような共感の難しい登場人物を、ただの理解不能な存在として描かず、きちんと愛を持って描いているので、歪んだ人々がふとした瞬間に見せる人間味や、彼らが抱くささやかな希望に胸を震わされるのです。, 10月28日には同原作者の映画『彼女がその名を知らない鳥たち』公開されるので、要チェックの作家です。(ちなみにこちらの映画にも松坂桃李さんが出演しています。), 本作のメガホンをとったのは『君に届け』や『心が叫びたがってるんだ』などを手掛けた熊澤尚人監督です。, 熊澤監督は青春モノの映画を多く手掛けられている監督で、青春時代の心の機微を描く手腕に定評があります。本作はかなりイレギュラーではありますが、ある女性殺人者が経験する初めての青春の物語であるとも受け取れる気がします。, もちろん、ラブストーリーは熊澤監督にとってお得意のものなので、監督がこれまで数多く描いてきた不器用な主人公の情愛描写が本作でもしっかり演出されています。(本作は不器用ってレベルじゃない気もしますが…), 殺人を繰り返す女性・美紗子を演じたのは吉高由里子さん。人が死ぬこと以外のすべてに無感動であったヒロインが、徐々に人間らしさを手に入れていく様を絶妙なバランスで演じきっており素晴らしかったです。, 現代パートの主人公を演じたのは松坂桃李さん。殺人鬼の手記を読み、自身の内面にも変化が表れていくキャラクターを、冷淡さと狂気を交えながら演じており、達者な役者さんだと感じました。, 原作よりもヒューマンドラマ性に重点を置いて映像化されており、主要キャラクターたちが自分の宿命と対峙する展開が映画オリジナルで用意されていて良かったです。, また、原作よりも人間関係の相関を簡略化している分、物語が把握しやすくなっていました。, ですが、原作から大幅にカットされているミステリー要素と、終盤からの都合の良すぎる展開は少しいただけませんでした。, 本作は企画立ち上げの際、プロデューサーが「原作を改変する」という条件を原作者に提示し、それを了承してもらったうえで映像化が進められたそうです。そのため映画版は、原作と全く異なるとまでは言わないものの、劇中の登場人物やストーリー展開に大幅にアレンジが加えられています。, 原作のミステリー展開は叙述トリック的な構成で、映像化にはあまり向いていないため、この改変もまぁ致し方ないように感じます。その代わりに映画版は、現代パートの亮介と過去パートの美紗子の苦悩や葛藤を描くヒューマンドラマの部分を増幅させています。, ラストシーンも映画と小説では少々異なっています。原作では父が息子にすべての真相を打ち明けた後、息子たちへの思いを断ち切って、実は生きていた母・美紗子と共に車で何処か知れぬ遠くへと旅立っていきます。対して映画版は、家族に近づきたくても近づけなかった美紗子が、病床にいる洋介と長い年月を経て再会を果たすラストになっていました。, 原作のカラリとした終わり方も好きだったのですが、映画版の美紗子と洋介の思いがようやく実を結ぶラストも好きでした。, 前述のとおり、本作はミステリー要素を削いだ分、人間ドラマに重点を置いて物語を構成しています。, 映画のラスト、元夫のもとから千絵を連れ帰した亮介が美紗子と対峙する原作にはなかったシーンが加えられています。, 塩見を自分の手で殺すことができなかった亮介は、言いようのない喪失感を感じ、美紗子に対して自分が殺すはずだったと訴えます。美紗子はそんな亮介を諭すのですが、亮介は殺人者である母の血と自分の良心の間で葛藤し、美紗子と愛憎入り混じる魂のぶつかり合いを繰り広げます。, 原作では少々淡白に終わっていた亮介の自分の血を巡る苦悩を、映画版では色濃く描き出しており良いアプローチだと感じました。, また、妻が殺人鬼だと知った洋介がダムへ美紗子を沈めに行こうとする場面、原作では美紗子の家族が彼女をを手に掛けようとしていたのですが、映画では洋介自身が美紗子を殺す必要に迫られており、洋介自身が自分の宿命と向き合わされる展開に切り替わっていて良かったです。美紗子の心に取り付く見えない異物のメタファーとして、原作ではヌスビトハギが使われているのですが、映画版ではオナモミが使用されています。小さい葉が特徴的なヌスビトハギに対して、オナモミは見た目の禍々しさがあり、美紗子が周囲の人や物に関して語る「見えないたくさんのトゲで私を刺してくる」という心理描写の表現にはぴったりだと感じました。, 本作は原作よりも人間関係の相関を簡略化した分、ストーリーの把握はしやすくなっているのですが、登場人物の言動に違和感も生じています。, 原作に登場していた亮介の弟・洋平が映画版には出てこないため、亮介が見つけた殺人者の手記のことを打ち明ける相手が店の従業員の男の子になっており、実家にあった後ろ暗そうな内容の本を身内以外にベラベラ喋るかな~?と、なんだか違和感を感じました。, また、原作では美紗子が素性を隠して亮介の経営する店に務めていたのに対し、映画版では美紗子がたまたま偶然亮介の婚約者の千絵と同僚だったという都合のいい設定に切り替わっており、もう少しうまい見せ方はなかったのかなと思いました。すでに過去パートで美紗子と父・洋介が運命的な再会を果たしているので、これ以上偶然を積み重ねるのは製作者側の都合が見える感じがして嫌でした。映画の中で起こる偶然や奇跡は1つまでにしてほしいです。, 亮介の婚約者・千絵に暴力をふるう元夫・塩見の設定が、原作ではただのDVクズ男だったのに対し、映画版ではヤクザの幹部ということになっています。正直、この改変については必要性が全く感じられませんでした。映画的な派手な見せ場にしたかったのなら殺戮の様をきっちり見せてくれれば良かったのですが、ヤクザの組員が全員死んだという結果しか見せてくれず、女性が一人でヤクザを一組潰すというのはあまりにリアリティがなさすぎるように感じました。(毒殺にしては血が飛び散りすぎだし…)自分はこの場面で思わず『イコライザー』を想起してしまい、ちょっと笑ってしまいました。, 加えて原作には、亮介が塩見のもとから連れ戻した千絵を抱き、洋介が美紗子を初めて抱いた時と同じ「大丈夫だから」という言葉を口にするシーンがあるのですが、亮介の父との血を超えた繋がりを感じさせるそのシーンも映画版ではカットされており残念でした。, 美紗子は幼少期に友達の死を目撃したことがきっかけで、自分の心に安寧をもたらす拠り所《ユリゴコロ》を知ります。, 自分のユリゴコロを満たすために殺人を行う美紗子ですが、彼女の殺人の動機は悪意や憎悪によるものではなく、極めて純粋で、ある意味無垢な衝動です。, 欲求に駆られ衝動的に殺した少年や、初めて友達となったミツコの殺害は、悪意からくる殺人ではなく純粋にユリゴコロを得るためのものです。そのため、ラーメン屋の店員や昔の職場の上司などの憎悪をもって殺した相手ではユリゴコロを呼び起こすことができないのです。, そんな美紗子ですが、洋介と出会い息子が生まれた事で今までにはなかったユリゴコロの満たし方を知っていきます。原作では洋介と息子と一緒にいる時に、美紗子がこれまで感じたことのなかった"楽しい"という感情を初めて抱く様子が描かれており、「楽しい、はどことなくユリゴコロに似ていました」と記されています。, 美紗子の悪事が断罪されない事に不満に思う方もいるかもしれませんが、この作品の本質は美紗子の行動が正義か悪かを問うものではなく、殺人者が人を愛し愛されることの矛盾とそれに対しての葛藤に主題を置いているのです。, 洋介との出会いによって、人間らしい感情を手に入れた美紗子でしたが、今までに犯してきた人殺しのことを夫に知られてしまい、家族との決別を言い渡されます。しかし、大人になった亮介と運命的な再会を果たした彼女は、千絵の事で苦心する亮介のために再び殺人を犯します。それは美紗子が今まで行ってきた殺人とは違い、亮介を救おうとして行った自己犠牲的な殺人です。人殺しへのためらいのなさと、誰かを救いたいという矛盾が入り混じった、美紗子にしか出来ない愛情ゆえの殺人なのです。それが正しいか正しくないかは本作では問題にしておらず、美紗子の行動に対してあえて正解を出さない事で物語に深遠さを与えていました。, 自分の中に殺人者である母の血が流れている事を知った亮介は、自分にも人殺しが出来るはずだと思い立ち塩見の殺害を計画しますが、その計画は遂行できずに終わります。, 細谷が母・美紗子であることを知った亮介は塩見を殺せなかった虚無感を母にぶつけます。美紗子は「あなたに人を殺すことはできない」と諭しますが、亮介は受け入れず母と揉みくちゃになりながら自分が人を殺せる事を証明しようとします。しかし、亮介に人を殺すことは出来ませんでした。, 美紗子は亮介に対して「血は関係ない」と語ります。確かに彼は殺人者である美紗子の実の息子ですが、これまで自分を育ててくれた父の意思も亮介の中にはあるのです。父と直接の血の繋がりはありませんが、亮介の中には確実に父が育んでくれた優しい愛情が脈々と流れていたのです。, 亮介の抱える苦悩を受け止める美紗子の愛によって、彼は自分の血をめぐる呪縛から解き放たれるのでした。, nyaromixさんは、はてなブログを使っています。あなたもはてなブログをはじめてみませんか?, Powered by Hatena Blog