就活を通して自分が“何者”なのか模索する大学生を描いた話題作『何者』。朝井リョウのベストセラー小説を原作として、『愛の渦』などで知られる三浦大輔が監督・脚本を務めました。キャストには佐藤健をはじめ、有村架純、菅田将暉など話題の俳優陣が勢ぞろい。 何者かになるため、今の自分を乗り越える。そんな過程を細かくリアルに描いているからこそ、就職活動を経験した人もそうでない人も、共感できるのです。, 人生を舞台に例え、そこでどのような生き方を選び、誰に観てもらうか。日陰でコソコソと誰かを馬鹿にしながら匿名に紛れていると、自分自身を見失うという演出. 続きをみる, 評価低いが結構リアルで就活生だけでなく人間の思考や陰の部分をよく描いていると思う。. 『桐島、部活やめるってよ』の原作者である朝井リョウの直木賞受賞作を、演劇ユニット「ポツドール」を主宰する『愛の渦』などの三浦大輔が映画化。就職活動対策のため集まった5人の大学生が、SNSや面接で発する... 映画『何者』のフル動画を無料視聴する方法を分かりやすくご紹介していきます!↓今すぐ『何者』の動画を無料で見たい方はこちらをクリック↓なお、当記事でご紹介している映画『何者』の動画配信状況は2018年7月現在のものになります。VOD(ビデオオンデマンドサービ... 以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『何者』ネタバレ・結末の記載がございます。『何者』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。. 映画「何者」を視聴した感想(ネタバレ含)を書きます。 佐藤健さん、菅田将暉さん、山田孝之さんと好きな俳優さんが出演していたので視聴。 就活経験者にしかわからないイライラだったり、自己否定と…。自分の就職活動時代も思い出せて面白かったです。 あらすじ. 映画『何者』の佐藤健を観て「こいつは俺だ!俺もこの通りだったんだ! ③理香に自己の醜い部分を指摘された拓人は、やりなおそうと決意。未来は明るい。タイトル「何者」は拓人のツイッターの裏アカウント名。, 合同企業説明会をしている会場には、男女とも皆同じようなリクルートスーツを着用し、膝を揃えて座っています。, リクルートスーツを着ている人たちは、筆記試験を受け、対面での面接を経験し、エントリーシートを持ち歩き、歩きながらもスマホでリクナビ(求人情報サイト)を閲覧したりと、忙しく動き回っていました。, そんななか、若い男性・二宮拓人はひとり冷静に分析します…「面接の『あなた自身を1分間で表現してください』は、Twitter(以後「ツイッター」表記)の140字のようなものだ。限られた時間のなかで、いかに自分を表現するかにかかっている。就職活動は、それが全てだ」と。, …拓人のルームシェアの同居人の男性・神谷光太郎のライブが、『orange』という小規模のライブ会場で開かれます。今回は光太郎のバンド・OVERMUSICの引退ライブでもありました。この夜をもって光太郎はバンド活動から足を洗い、就職活動に専念するつもりです。, 光太郎はツイッターで皆に拡散を希望していました。ハコの入りは上々で、特に前の方には馴染みの客が囲んでいます。, 頭を金髪に染めた光太郎は、ハイテンションで曲を披露していました。会場は大盛り上がりです。, 拓人は2階の観覧席にいながら、ある人物を探していました。それは光太郎の元カノで、アメリカ留学から帰ってきたばかりの女性・田名部瑞月です。, 拓人は入学当初から瑞月が好きでした。それは大学1年の最初のコンパの時、拓人と光太郎と瑞月が同じ机になった頃に遡ります。, コンパが終わって会費徴収になった時、瑞月がお金を集めると志望した女性のことを「すごいなあ」と感心しました。拓人は「(好印象を持たれるよう)計算でやってるんじゃないか」と指摘しますが、瑞月は「だったとしても、お金集めるの面倒だと思う」と言います。, 瑞月は拓人のことも「すごい」と表現しました。「脚本なんてどうやって書いてるの。私には絶対できないから」と言われると、拓人はまんざらでもなく、純朴で素直な瑞月に惹かれました。, ところが具体的に何も行動を起こせないうちに、瑞月が光太郎と付き合うことになり、ずっと片思いのままでした。LINE(以後「ライン」表記)で彼女がアメリカから帰ってきたこと、光太郎のライブを見に行くことを知った拓人は、客の中に瑞月の姿を探していたのです。, 瑞月に話しかけられた拓人は、光太郎のライブを見ながら、並んで話を始めました。リクルートスーツ姿の瑞月は、同じくリクルートスーツを着ている拓人を見て「拓人君も、シューカツ始めたんだね。拓人君の舞台も、また見たかったよ」と言います。, ライブの翌日、拓人はバイト先のカフェに行きました。バイト先は、昼間はカフェ形式ですが、夜はお酒も飲めるおしゃれな居酒屋になります。, このカフェには拓人の劇団サークルの先輩にあたる男性・サワ先輩が働いています。サワ先輩は理工学部の大学院に進学しており、「理系は卒業するのが大変なんだよ」とぼやいています。, 拓人はかつて劇団サークルで、烏丸ギンジと組んで舞台の脚本を書いていました。烏丸ギンジと「にのみやたくと(注:脚本の時の作者名は、拓人はひらがなにしていた)」は次々に『ぼくの惑星』『彼女の瞳に映る紫色を、我々の多くは知らない』などの舞台を手がけてきましたが、烏丸ギンジは大学を辞めて劇団を立ち上げ、月1度の公演をしています。この経緯の詳細については後に触れます。, …さて帰宅した拓人は、光太郎が自宅の風呂場で髪を黒色に染めて、就職活動スタイルにしたのを知りました。美容院で染める金がないからだそうです。, 光太郎は拓人に「シューカツ始めるから、いろいろ教えてくれ」と無邪気に頼みました。拓人も頷いて応えます。, 光太郎は昨晩のライブの後、身内で打ち上げをしたそうです。その時の寄せ書きを見た拓人は「こういう(寄せ書きの色紙)のこそ、本当の打ち上げだよね。よく打ち上げの様子をツイッターで流す奴がいるけど、寒いよな、そういうの。ラインでやってよって言いたくなる」と洩らしました。, 光太郎は、瑞月が打ち上げに現れたことを告げ、「瑞月がスーツだったから萎えたわ」と言います。拓人は「俺もスーツだった」と指摘しますが、光太郎的に拓人のスーツは許せるのだそうです。, 拓人は早速、光太郎に伝授し始めました。合同企業説明会は、ツイッターで有名な企業だけでなく、あまり知られていない会社にも足を運ぶべきだとか、一番充実しているインターネットの就職サイトを教えます。, その時、2人の住む部屋のドアチャイムが鳴ります。拓人が開けると、いたのは瑞月でした。, なんと瑞月が留学時に知り合った若い女性・小早川理香が、偶然にも拓人と光太郎の住むマンションの真上の階に住んでいたのだそうです。訪問して驚いた瑞月が2人を呼びに現れたというわけでした。, 招かれて上の階に行った拓人と光太郎は、理香と会います。拓人たちが御山(みやま)大学の社会学部なのに対し、理香は外国語学部で、語学を武器にして就職活動に活かせます。, 理香の家にプリンターが置かれているのを見つけた光太郎が「時々、借りに来てもいいっすか」と言ったのをきっかけに、理香が「じゃあ、ここを皆のシューカツ対策本部にしよう」と切り出しました。拓人、光太郎、瑞月、理香の4人で情報交換する場所に決めます。, 飲み物を持ち寄って話を始めると、理香はエントリーシート(志望動機や自己PRをまとめた用紙)を作っていました。素直に感心して見せてもらう光太郎に対し、拓人は「そういうのってゲームのダウトに似ている」と発言します。, どういう意味か問う光太郎に「就職活動ってダウトみたいに、カードを裏返しにして札を出すから、いくらでもウソをつける」と拓人は言いました。なるほどと感心する光太郎に対し、鼻白んだ理香は「戦い方は、人それぞれだよね」と答えます。, そこへ、理香と一緒に暮らしている若い男・宮本隆良が自転車で帰宅しました。隆良はマウンテンバイクを家の中に持ち込みます。, 理香と隆良が同棲していると聞き、拓人と光太郎はもちろん、瑞月までもが驚きます。瑞月も知らなかったようです。, 理香は語学力が活かせる会社で即戦力になる仕事に就きたいと思っており、そのためにOB訪問を考えています。瑞月は具体的なことは考えておらず、ただグローバルな企業に就職したいと思っており、企業に安定性を求めていました。, それを聞いた隆良が「それってさ、自分ひとりで生きていけないってこと?」と瑞月に聞きます。虚を衝かれた瑞月が黙ると、隆良は「今この時代に就職するメリットある? これからは個の時代」と言い、コラムの仕事を貰えたことを説明して「流されたくない、俺は俺のまま、いたいから」と答えました。, 話をそらそうと光太郎がいつから同棲を始めたのか質問し、隆良が「付き合ってすぐ。3週間」と答えます。, ハリウッド注目のイケメン俳優!アーロン・テイラー=ジョンソンのおすすめ出演映画12選!, 子役時代から高評価!注目の若手女優、ダコタ・ファニング出演映画おすすめランキングTOP15, ドウェイン・ジョンソンの出演映画おすすめ人気ランキングTOP25!パワフルな魅力を体感しよう!. All Rights Reserved. 何者の紹介:2016年10月15日公開の日本映画。『桐島、部活やめるってよ』で注目を浴びた、直木賞作家・朝井リョウのベストセラーを映画化した青春群像ドラマ。力を合わせて就職活動に挑む5人の大学生たちなのだが、1人に内定が出た頃から、次第に人間関係が変化していく…。佐藤健、菅田将暉、有村架純ら若手実力派が共演したことで話題に。, 二宮拓人(佐藤健)、田名部瑞月(有村架純)、小早川理香(二階堂ふみ)、神谷光太郎(菅田将暉)、宮本隆良(岡田将生)、サワ先輩(山田孝之)、OVER MUSICのメンバー(タイヘイ、オチ・ザ・ファンク『カラスは真っ白』), ①演劇をしていた拓人とバンド活動をしていた光太郎はルームメイト。光太郎の元カノ・瑞月が留学先で知り合った女性・理香が上階に住んでいると知り、理香の部屋を就職活動本部とした。理香は付き合い始めたばかりの男性・隆良と同棲している。情報交換をしていた5人だが、瑞月に内定が出た時点で人間関係に亀裂が生じる。 『何者』は、直木賞を受賞した朝井リョウの原作小説を映画化した、就活を題材に、大学生の男女5人が本音と建前を抉り出す映画です。 人間観察能力に優れ、演劇の脚本を作っていた二宮拓人は、就活をきっかけに演劇から退くも内定が出ず… 映画『何者』は、就活とSNSを題材に、大学生の男女5人が本音と建前を抉り出すヒューマンドラマです。, 直木賞を受賞した作家・朝井リョウの同名小説を、『愛の渦』(2014年)や『娼年』(2018年)を手掛けた三浦大輔監督によって映画化されたものです。, 主人公の二宮拓人役を佐藤健、ヒロインの田名部瑞月役に有村架純、主人公の友人役には、菅田将暉をはじめ二階堂ふみ、岡田将生、山田孝之と、豪華キャストが勢ぞろいしました。, 社会という荒波に飛び込むために就職活動をする物語で、アイデンティティが曖昧になっている若者が感じる辛さや不安が描かれています。, 【作品概要】 就活生に送る戦慄ホラー。この恐怖は、他人事じゃない。豪華キャストを携えて、ついに映画「何者」が公開されました。原作を就活中に読んだ筆者は終盤でまさに背筋が凍る思いをしたのですが、このどんでん返しを如何に映像で表現するのか、すごく楽しみにして 主人公・二宮拓人は御山大学社会学部の大学生。 拓人は大学で演劇サークル「劇団プラネット」の脚本家として活動していたが、就職活動を機に演劇とは決別した。 そして、今は就活を通して仲間になった同じ大学の4人と一緒に、内定を狙って活動している。 ・神谷光太郎は拓人とルームシェアしている元・バンドマン。就活を機に金髪を黒髪短髪へと変えた。 ・田名部瑞月はアメリカ留学していた光太郎の元カノで、拓人が片思 …

!』の朝井リョウ。, 主役の佐藤健や有村架純を始め、菅田将暉、二階堂ふみ、岡田将生、山田孝之など、人気若手俳優も出演しています。就活に奔走し、社会の厳しさに苦しむ大学生の姿をリアルに描いています。, (C)2016 映画「何者」製作委員会 『愛の渦』で注目を集めた三浦大輔が監督を務めたヒューマンドラマ。原作は『桐島、部活辞めるってよ』や『チア男子! ②表面上は互いに協力していた筈の5人だったが、水面下では妬みや嫉みがあった。人間的に素直な瑞月と光太郎は就職が決まり、かっこつける隆良、プライドが高い理香は苦戦。拓人は裏の顔を持っており、就職浪人だった。 何者(2016)の映画情報。評価レビュー 5891件、映画館、動画予告編、ネタバレ感想、出演:佐藤健 他。『桐島、部活やめるってよ』の原作者である朝井リョウの直木賞受賞作を、演劇ユニット「ポツドール」を主宰する『愛の渦』などの三浦大輔が映画化。 何者 2016年公開映画。原作 朝井リョウ。主演 佐藤健。 5人の考え方が違う就活生が1つの部屋に集まり,お互いの考えに影響されながらそれぞれの就活を進めていく話。 (c)2016映画「何者」製作委員会 (c)2012 朝井リョウ/新潮社 あらすじ 大学生の就活が始まるシーズンである。 映画「何者 」ネタバレあらすじとラストまでの結末・動画やみんなの感想を掲載。起承転結でわかりやすく徹底解説しています。何者 のストーリーの結末・感想や感想を含んでいるので、観ていない方はご注意ください。この映画のカテゴリーは サスペンス映画 です。 映画『罪の声』ネタバレあらすじと感想レビュー。実在の未解決事件の真相を解き明かすミステリー!, 『ドクター・デスの遺産』原作小説ネタバレと結末までのあらすじ。どんでん返しが待ち構えるバディ刑事を徹底解説|永遠の未完成これ完成である19, 【ネタバレ感想】ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生|あらすじ結末までを詳細解説, 映画『犬鳴村』ネタバレあらすじと感想。撮影に実在の最強心霊スポットを使用した“逃げられない存在”とは, 『さくら』小説ネタバレと結末までのあらすじ解説。西加奈子原作の一匹の老犬が見守る家族のヒストリー|永遠の未完成これ完成である16, 『罪の声』小説あらすじネタバレ。犯人9人は映画化キャストで誰になるのか⁈【予想解説】, 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隆良と銀次には、同じような性質、痛さがあると、拓人は分析していました。隆良は、まだ序盤しか読んでいない、小難しい本をSNSにアップロードするなど、周りとは違う自分に酔っていました。いわゆる、意識高い系の男でした。, 拓人は隆良を見下していました。バイト先で知り合ったサワ先輩に、隆良の痛く感じるところを共有します。, 就活は進みます。面接会場には、就活をしないと豪華した隆良の姿がありました。また、就活には余裕を見せていた理香でしたが、受けると報告していなかった企業の面接のため、全速力で走っていました。それぞれの化けの皮が、見え始めます。, 瑞月は、母がヒステリーを起こしたと、拓人に話します。だからこそ瑞月は、ちゃんとした企業に勤め、安定した生活を送らなければなりませんでした。, 銀次と拓人が別の道に進んだきっかけは、銀次がブログにて、努力の過程を逐一報告していたことでした。誰々と繋がった。良い物が産まれそうだ。, 意味のない途中経過を大事にしている銀次に、拓人は厳しい言葉を投げかけ続けました。その結果、銀次は大学を辞め、劇団を創設しました。, 瑞月は、隆良の勧めで、名刺を作りました。隆良もまた、名刺を作っており、それは、銀次の名刺と似ていました。そこにいたサワ先輩ははっきりと、隆良と銀次は別だと言い放ちます。, 加えて、銀次はどちらかというと、拓人に似ていると断言します。拓人にはその意味が分かりませんでした。, そんな中、瑞月の内定が知らされます。瑞月の内定先は、誰もがうらやむ、大手の企業でした。瑞月の内定を祝って、パーティが開かれました。, そこで、隆良は、銀次や、就職活動に切磋琢磨する皆を馬鹿にするようなことを言いました。隆良は、中途半端な結果や作品を生み出すことが嫌だと語ります。, 「10点でも20点でもいいから、自分の中から何か生み出しなよ」瑞月は、隆良を叱ります。何もしていないにも関わらず、自分が偉いと思い込んだ隆良に、我慢の限界でした。, また、光太郎も出版社の内定を獲得しました。光太郎は、幼い頃好きだった読書家の女の子と再会するために、出版社を志望していました。そして見事、出版社に就職することが決まりました。, 瑞月は、光太郎のことが好きでした。しかし、自分が光太郎の眼中になかったことが判明し、ショックを受けます。光太郎は、光太郎の人生を生きていました。, 拓人は、理香のコピー機を借りるため、部屋を訪れていました。理香は、自身の携帯電話を紛失していました。携帯電話を鳴らして、場所を突き止めるため、拓人の携帯電話を借ります。, 二人はそこで、お互いの検索履歴が見えてしまいました。拓人は光太郎の就職先を、理香は瑞月の就職先を、どうせブラック企業だろうと、検索していました。, 瑞月は開き直って、拓人の浅ましさを指摘します。自分だけ達観した気になって、周りを見下して、笑っている。そんなんだから、内定が貰えないと罵声を浴びせます。, 理香もまた、拓人と同じく、内定を貰えていませんでした。理香は、自分の努力を実況中継しないと、気が狂ってしまいそうになると、力無く語りました。, また、SNSの裏アカウントの存在にも、理香は気づいていました。拓人は”何者”という匿名のアカウントで、周りの人間の陰口を、吐き散らしていました。, 沈黙する二人の前に、隆良が現れます。隆良は瑞月の言葉を受け、就職活動を始めることになりました。そして、”就活二年目”の拓人に、アドバイスを求めます。, 景色は変わり、拓人は一人、舞台に立っていました。彼の人生そのものを演出したその舞台を、観客は温かい目で見守ります。, その観客の中に瑞月はいました。拓人にとって、瑞月への恋心は紛れもなく本物の気持ちだったのです。拓人は居ても立っても居られなくなり、瑞月の元へと、走ります。, 瑞月は拓人に、筆記面接で同じになった日のことを話し始めます。後ろから見える姿、それが、大学の講義中に演劇の脚本を考える拓人の姿と、重なっていました。銀次は、どんなに非難されようが、演劇を続けていました。, 拓人は理香に指摘されたことや、瑞月の姿を見て、ありのままの自分で、就活することを決めます。それが10点でも、20点でも、何者かになるためにはそうするべきだと、拓人は思いました。, 面接中、拓人は質問を投げかけられます。あなた自身を1分以内で語れ、そんな乱雑な質問に拓人はかつての同志、銀次の話をします。, 自分自身の嫉妬、醜さ、そんなものをとても一分以内に語ることなどできない。面接は落ちるだろう、しかし、それでもいい。拓人は周りを見下さず、等身大の自分と向き合うことの清々しさを、確かに感じました。, 就職活動を通して、それぞれの未完成な姿を描いた映画『何者』。裏アカウントで他人を見下さずにはいられない現代人の闇を、思わず苦笑いしてしまうほどリアルに映し出しています。, 登場人物の一人一人が、実在する人物ではないかと思ってしまうほど、「こういう人いる!」と共感してしまいます。会話も台詞っぽくなく、出演するキャストの演技が光っております。, また、主人公の拓人が舞台の中にいる演出は、実際に舞台監督も務める三浦大輔ならではの切り口で、不穏な物語に馴染んでいました。, 劇中、拓人は常に「銀次みたいな痛い奴ら」をジャンル分けして、疎ましく感じています。しかし、サワ先輩には「銀次と隆良は違う」と、考えを否定されてしまいます。, 銀次は不器用で不出来な舞台でも、何度も何度も講演をすることに、価値を見出しています。また、演劇を作る過程を大事にし、今が人生の途中であることを自覚しています。, 一方隆良は同棲をしながらも、格好付けた部屋着を身に纏ったりと、着飾ったまま生きています。そして、自分の考えは成熟しているという、達観したように見える価値観を持っています。, 意識ばかりが高くなり、納得できる作品を生み出すことができない。だから外には出さないといった、言い訳が上手なタイプです。, もがき苦しみながらも、周りを見下すことで自分が賢くなったような錯覚。選ぶことを放棄した自意識の痛さは、全くもって違うものです。, 拓人は結果は実らずとも、就職活動で努力してもがいています。だからこそ、拓人は銀次に似ているといえるでしょう。, 自分は何なのか、何をしてきたのか。まだ決まっていないにも関わらず、繰り広げられる面接に対応しなければならない、暴力的な儀礼です。, 越えなければ、大人にはなれない。逆にいえば、本作品における大人とは、自分が何者のかを分かっている者となります。, 悲劇のヒロインやドラマの主人公と、自分が何者なのかを定義している瑞月や光太郎は、自分を理解しているから就職活動に成功しました。, 反対に、等身大の自分で生きることができない、何者でもない拓人や理香は、面接に落ち続けていました。, ただ単に就活やSNSあるあるを描いているだけではなく、何者かになるため、今の自分を乗り越える。そんな過程を細かくリアルに描いているからこそ、就職活動を経験した人もそうでない人も、共感できるのです。, まだ子どもだった大学生が、社会の中に入り込んでいくストレスや必死さが、登場人物一人一人の内面にまでスポットライトを当てて、描かれています。, 人を見下すことで安心してしまう人。結局、自分とは何なのかが分からなくなってしまった人には、共感するシーンが多いのではないでしょうか。, 自分自身をさらけ出すことが恐ろしく、同調圧力の中で生きてきた学校という世界の残酷さや、そこで器用に生きてしまったが故の、社会に飛び込む難しさ。, 人生の岐路に立たされた時にこの映画を見ると、自分をさらけ出せる方を選ぶべきだと、微かな勇気を貰えます。, お互いの検索履歴が判明するシーンの、ホラー映画のような緊迫感も、作品に幅を持たせています。緻密に組み立てられた原作小説を、台詞と人物描写、舞台やホラー映画的演出で、エンタメ的に膨らませていました。, 人生を舞台に例え、そこでどのような生き方を選び、誰に観てもらうか。日陰でコソコソと誰かを馬鹿にしながら匿名に紛れていると、自分自身を見失うという演出も見事でした。, 新垣結衣と瑛太のダブル主演で話題映画『ミックス。』は、10月21日より全国公開されます。 完成試写会の壇上にいた瑛太は、初めて共演した新垣結衣に会った際のエピソードに緊張のあまり、「ガッさん!」と呼ん …, 『響 -HIBIKI-』は9月14日(金)より、全国ロードショー。 2017年にマンガ大賞を受賞した柳本光晴の漫画「響~小説家になる方法~」がついに映画化! 主人公を演じるのは、大人気のアイドルグルー …, ますます人気とともに安定感を見せる俳優・阿部寛。 彼が演じる刑事の加賀恭一郎。東野圭吾の原作による『新参者』シリーズの完結編の映画化です。 2018年公開の映画『祈りの幕が下りる時』を一足先にご紹介し …, インド映画『ガリーボーイ』あらすじと感想レビュー。ラップになったヒンズー語の迫力と字幕のリリックに注目, 映画『ガリーボーイ』は2019年10月18日(金)より新宿ピカデリーほかで全国ロードショー! 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