先日の夜、突然血尿が出ました。その時は特に痛みはありませんでした。翌朝、トイレで排尿するとやはりまだ血尿。そして左脇・左腰あたりに鈍痛が出てきました。しかし、しばらく横になっていると次第に治ってきました。すぐに泌尿器科へ 結石の中にはレントゲンで写らない種類もあるので、ときには造影剤をつかっての尿路造影検査やCT検査で、結石の位置と大きさや尿路の状態を詳しく見ます。 尿路結石の治療. 3大激痛の1つと言われる尿路結石は、先進国で急増している生活習慣病の1つです。尿路結石は中年層に多い病気ですが、高齢化に伴い、尿路結石を患う高齢者が増えてきました。再発率も高い病気であるため、食生活を見直す必要があります。ここでは、尿路結石の原因や治療法、食事療法について詳しく解説します。, 尿路結石とは、腎臓から尿道までの尿路に結石が生じる病気です。結石ができる原因は食生活の欧米化、特に動物性たんぱく質の摂取量の増加と考えられており、生活習慣病の1つという概念が広まっています。従来は男性に多い病気でしたが、近年では女性にも増えています。尿路結石を一生のうちに患う確率は、男性は7人に1人、女性では15人に1人です。発症のピークは50歳代と言われていましたが、高齢化社会に伴い高齢者の患者も増加傾向にあります。高齢者では、尿路結石の発生要因が若年・中年層とは異なり、背景に別の病気が潜んでいる場合もあります。また、尿路結石は再発率が高く、5年間のうち半数が再発する、と言われています。そのため、治療後の再発予防が大切です。, 結石とは、シュウ酸カルシウムや、リン酸カルシウムの塊のことです。尿管結石の80%がシュウ酸カルシウムやリン酸カルシウムのカルシウム結石であり、シュウ酸やリン酸は食べ物に含まれています。それらは腸の中でカルシウムと結合し、多くは便として排出されます。しかし、シュウ酸やリン酸の量が多くなると、余った分が尿中に排泄されます。尿中で小さい石の塊となると身体の外へ出すことが困難となり、腎臓に障害をきたしたり、尿管を詰まらせてしまいます。シュウ酸などは肉や魚といった動物性たんぱく質に多く含まれるため、食べすぎは結石ができるリスクを高めます。, 高齢者の場合は、前立腺肥大などの排尿障害や長期間の寝たきり状態によって尿の流れが停滞することで結石ができやすくなることもあります。また、尿路感染症や痛風、骨粗鬆症、膠原病などの病気によっても結石ができやすくなります。さらに、日常的に水分摂取量が少なかったり、遺伝や薬剤の副作用などによっても結石ができやすくなることがあります。, 典型的な症状は、突然生じる激しい痛みと血尿です。結石が腎臓にあるうちは無症状であることが多いのですが、尿管に下ると詰まってしまい、腰背部からわき腹にかけての激しい痛みや、下腹部痛を起こします。痛みは夜間や早朝に起こることが多く、3~4時間持続することもあります。痛みとともに吐き気や嘔吐を起こすこともあります。, 結石の位置によっては膀胱を刺激することもあり、その場合は頻尿や残尿感が症状として現われます。, 結石の周りに細菌がつき、感染を起こすこともあります。菌が上行し腎盂に達すると、腎盂腎炎となることもあります。最悪の場合。重症化すると敗血症になってしまい、生命に関わります。, 尿管がつまった状態を放っておくと、尿路が拡大し水腎症となります。水腎症はそのままだと腎機能が低下して、最終的に腎不全をきたすこともあります。, 腎臓、尿管の結石は上部尿路結石、膀胱、尿道の結石は下部尿路結石といいます。尿管結石の95%が上部尿路結石です。上部と下部にできる結石は、原因や治療法が異なります。, 結石を構成する成分により数種類に分類されます。シュウ酸カルシウム結石、リン酸カルシウム結石、が高頻度でみられ、全体の割合を占めています。次いで尿路感染が原因となるリン酸マグネシウムアンモニウム結石や痛風で知られる尿酸が原因で作られる尿酸結石などがあります。, 治療法は結石のサイズや結石がある部位によって異なります。4mm以下の結石が小さい場合には、自然に石が出てくるのを待ちます。尿管結石の60%は自然に排石される、と言われています。自然排石される確率は上部尿管では22%、中部尿管では46%、下部尿管では71%で、特に8mm以下の結石は自然排石されることが多いことが明らかになっています。 ctでは、結石の有無と位置、大きさがわかり、さらに痛みが他の病気によるものではないことが確認できます。 尿検査と超音波、レントゲンで結石の存在がほぼ明らかな場合にも、CTをとり、結石の位置と大きさについてより詳細に調べます。 腎障害や造影剤アレルギーがある場合には行えない場合があります。 ct:単純x線で写らない結石、水腎症の存在も確認可能です。単純x線、排泄性尿路造影よりも診断率は優れておりますが、被曝量が多くな … 『尿路結石症診療ガイドライン 2013年版』のMinds掲載ページです。作成方法の観点から質の高い診療ガイドラインと評価されました。編集:日本泌尿器科学会・日本泌尿器内視鏡学会・日本尿路結石症学会、発行年月日:2013年9月20日、発行:金原出版 尿酸結石; キサンチン結石; シスチン結石 . →就寝中は水分を摂らないため尿が濃縮されて結石ができやすくなります。そのため、夜遅くに食事を摂らないようにしましょう。夕食から就寝まで4時間程度間隔をとることが良いとされています。, ・砂糖や塩分を摂り過ぎない 尿管結石 膀胱結石 尿道結石 ... CT検査. 排石されやすいように薬を飲むこともあります。結石が大きい場合には手術が必要となることもあります。, 身体の外から衝撃波を当てて結石を砕く術式です。短い期間で治療できますが、排石までには時間がかかる場合もあります。身体への負担が少なく、安全性が高い術式です。, 体外衝撃波砕石術では砕石できないサイズや位置にある結石を尿道から細い内視鏡を入れてレーザーや空気衝撃波などで砕石する術式です。数日~1週間程度の入院で高い治療効果が期待できます。, 上記の治療では除去するのが困難な2cm以上の結石や、比較的大きな腎結石に対して行われる術式で、背中に小さな穴を開け、そこから内視鏡を入れて結石を除去します。, お腹を切って結石を除去する手術です。かつては開腹手術しか方法がありませんでしたが、近年では、衝撃波や内視鏡による身体への侵襲が少ない手術が進歩したため、結石を開腹手術で除去する症例は激減しています。, 尿管結石の再発は5年間に約半数と言われています。再発予防のためには、身体に結石の元となる成分が蓄積しないように食生活を見直す必要があります。, ・シュウ酸が含まれる食品は摂り過ぎない 3大激痛の1つと言われる尿路結石は、先進国で急増している生活習慣病の1つです。尿路結石は中年層に多い病気ですが、高齢化に伴い、尿路結石を患う高齢者が増えてきました。再発率も高い病気であるため、食生活を見直す必要があります。 レントゲン検査で多くの結石の診断は容易です。しかし、結石の成分による影の薄い結石や小さな結石、骨や腸のガスに重なる結石は診断が困難です。診断が難しい場合には多くの場合でCT検査を行うことで判断が可能です。(腎盂・尿管の拡張=水腎症がない場合にはCTでも骨盤内の結石の判断は難しいことがあります。), 2020年11月6日現在、ESWL(体外衝撃波結石破砕術)の治療は11月18日以降で施行できます。. →健康な人の尿のpHは弱酸性ですが、肉類を多く摂ると尿が酸性に傾き、結石ができやすくなります。クエン酸は尿をアルカリ化する効果があり、結石形成予防に効果があります。クエン酸は果物や梅干に含まれる酸味のある成分です。ビタミンCとは違う成分であるため、誤ってビタミンCのサプリメントなどで過剰に摂らないようにしましょう。ビタミンCは体内で代謝されるとシュウ酸を産生してしまいます。通常の食事から摂る分には問題ありません。, ・夕食は軽めにし、夜遅くには摂らない

カルシウムが不足すると、腸でシュウ酸などと結合できず便として排泄できなくなってしまうため、十分な量のカルシウムを摂取する必要があります。特にシュウ酸が多く含まれる食品を摂るときは、カルシウムを一緒に摂ることを心がけましょう。, ・脂肪分の多い食品を摂り過ぎない →シュウ酸は水に溶けるため、シュウ酸が多く含まれる野菜を食べるときは、茹でたり流水にさらすことでシュウ酸の量を減らすことができます。ほうれん草では3分間茹でることでシュウ酸の量が37~51%程度まで減少することが分かっています。, ・1日に2L以上の水分を摂る 明け方に症状を発症しやすいと言われる尿管結石ですが、具体的にどのような症状が起こるのでしょうか?また、尿管結石の種類や、診断方法、再発するのかどうかなどについてまとめました。, このように、腰や背中の痛みだけではなく、鼠径部や外陰部への痛みがあったり、嘔気嘔吐といった消化器症状が出るので、診断に苦慮することもありますが、何より腰背部痛が激烈で診断が容易なことが一般的です。, 中年の男性が明け方、のたうちまわって痛みを訴えて救急外来に運ばれてきた場合、尿管結石の可能性があります。, 特に過去に尿管結石と診断されていればよりその可能性は高くなります。ただし、それで確定はできません。, レントゲンに比べて、CT検査は被ばく量が非常に多いのですが、レントゲンに写らない尿管結石があるのでレントゲンだけで尿管結石がないとはなかなか言えないのです。, その点CT検査では、エコーでわかる腎臓の腫大や水腎症と言って尿路に圧がかかっている状態も見ることができ、レントゲンに写らない尿管結石もほぼ100%写り、非常に優れた検査と言えます。, も尿管の攣縮緩和のために出されることもありますが、効きはイマイチなことが多いです。, 特別な部屋に入り、衝撃波を与えて石を砕くという方法があり、これを体外衝撃波砕石術(ESWL)と呼びます。, 尿酸結石は尿管結石全体の5%程度、シスチン結石は1%程度ですので、かなりその可能性は低いことがわかります。, 尿管結石という病気は、過去に尿管結石にかかったことがあるかどうかが非常に重要です。, 一度石が流れたからといって、食生活などを変えなければ、再発する可能性があるということです。, 基本的に治療は痛みを抑える対症療法が主体となりますが、場合によっては手術などが必要となることもあります。, また、再発することが非常に多いので、既往がある人は食生活や飲水など注意が必要です。, よく尿管結石があるけど、膀胱に落ちるまでまだまだ距離があるなどと聞きますが、尿管の中でもできやすい場所があるのですか?, 欧米では尿路結石に対する画像診断は、単純ヘリカルCTが最優先で施行されているようです。ただし、CTは常に被ばくの問題を考えなくてはいけません。, そうなります。ただし、直径1cm以上とサイズが大きい結石の場合など特別な場合は話は別です。, 尿酸結石の原因となる、尿酸値を上げないための食事をする。ビール(飲酒)は控えめに!.