テレワークにおける課題については、両者ともに「チーム間でのコミュニケーション不足」が最も高く、次に「上司」「部下」とのコミュニケーション不足をあげている結果となりました。<br> 緊急事態宣言下でのテレワークにおける部下とのコミュニケーションについて、「頻度」が減った(38.3%)、「時間」が減った(41.7%)と、約4割の管理職が「部下とのコミュニケーション」の頻度・時間ともに減ったと回答しました。一方の部下の立場である一般職においても、「上司とのコミュニケーション」について、「頻度」が減った(35.3%)、「時間」が減った(36.3%)といずれも4割弱が減ったと回答しました。緊急事態宣言下で、上司・部下間でのコミュニケーションが減少傾向にあったことが伺えます。, (2)緊急事態宣言下のテレワークで、約5割の上司は「部下の業務推進」「部下とのコミュニケーション」「他部署との連携」「取引先との連携」に、約5割の一般職は「同僚との連携」「自身の業務推進」「会社の将来」に不安を感じた テレワークにおける労務管理4つの問題点 ここでは、次の4つの問題点についてそれぞれ解説していきます。 勤怠管理が難しい テレワークの導入を控える企業の多くが、「テレワークを導入したら社員がさぼるのではないか」という自宅等で仕事を行う社員の自律性に不安を抱えています。 テレワーク導入のための労務管理等Q&A集. テレ経理・テレ総務なら奉行クラウドで対応可能!obcでは、少数精鋭で運用されている「経理・総務部門」の在宅勤務・テレワークを可能とする環境構築が急務であると考えています。クラウドを活用したすべての企業で実現できる“かんたん”業務対策をご紹介します。 テレワーク導入のための労務管理等Q&A集. 働き方改革の施策のひとつとして、また感染症対策としても国を挙げて推進されているテレワーク。会社がテレワークを導入することが決まったら、まずは制度設計や環境の整備が必要です。その準備を主に担うのが、人事・総務部門。今回は、テレワーク導入が決まったら必要になる人事・総務部門の業務と、準備の際に注意するべきポイントについて解説します。, テレワークは、通勤をなくすことにより社員のストレスを軽減したり、効率的な時間の活用ができるため、柔軟な働き方の許容による社員の満足度向上など、さまざまなメリットがあります。混雑した通勤電車を利用する機会が減るため、感染症拡大を予防する効果も期待されています。, テレワーク導入が決まったら人事・総務部門がやるべきことは、ルール作りとその周知や研修。そしてネットワーク環境など、安全で快適なテレワークが行える土台を整えることです。スマホやタブレット、ノートパソコンなどのモバイル端末が普及する中、オフィス外での業務はすぐに行うことができますが、十分な制度設計やセキュリティ対策を行わずにテレワークを導入することは、トラブルや社員のストレスにつながるリスクも。関係部門と連携し、必要なポイントを押さえて、丁寧に準備を進めることが大切です。, まずは、人事部門がやるべき準備について説明します。人事部門は、テレワークを行う社員の労働時間の管理体制の確立や、人事評価制度を整備する必要があります。, テレワークを導入する場合は、就業規則内にテレワーク勤務に関する規定を定めましょう。テレワークに関する規定は、就業規則に直接定める場合と、「テレワーク勤務規程」として別の形で設けることも可能です。就業規則の変更、もしくは新規作成を行ったら、所轄の労働基準監督署に届け出ましょう。テレワーク中の通信費や経費をどこまで誰が負担するのかといったルールも、労使で話し合い就業規則に定めておくとトラブルを防げます。, 人事評価制度を見直し、テレワーク社員にも適用できるかどうか確認します。オフィスのみに勤務する社員とテレワークを行う社員の間で不公平のないよう、明確な評価基準を定めましょう。テレワーク社員のマネジメント方法についてもルール化し、管理職に必要な研修を行うことも公平な評価を行うために有効です。, テレワークを実施する社員の労働時間を正確に把握するため、勤怠管理方法を確保しましょう。電話やメールで出退勤を報告する、または勤怠管理ツールやプレゼンス管理ツールを導入して労働時間を把握するなどルールを決めて、周知します。プロジェクトやタスク、スケジュールを管理するツールの導入も、テレワーク社員の業務の進捗を確認できるため便利です。, 総務部門が進めるべき準備は、実際の運用に関係するテレワーク環境の整備です。具体的には次のとおり。, テレワークの対象となる業務や社員、日数などを定めましょう。始業時間・終業時間、テレワーク中に業務を中断する場合の運用ルールも必要です。また、チーム内で使うコミュニケーションツール、また情報共有の方法についても決めておくと導入がスムーズ。テレワーク中の、申請や承認方法も決めましょう。また、情報の取り扱いやデータの持ち出し等に関するセキュリティポリシーも必須です。情報システム部門と連携してルールを決定し、テレワークを実施する社員と、テレワーク社員と関わる全社員に周知させる研修を実施します。, テレワークをする社員の健康管理も総務部門の重要な業務です。顔が見えないテレワークだからこそ、社員の健康を維持するための取り組みは必須です。労働安全衛生法に従い、テレワーク社員にも健康診断を実施しましょう。また、テレワーク中でも業務が原因で生じた災害は労災保険の給付対象となりますが、私的行為が原因の災害は対象外。テレワークを行う社員に、労災の適用範囲を周知しましょう。, テレワーク実施に必要なのが、ICT環境の現状把握と整備、セキュリティ対策です。オフィス外でも効率的に働けるような端末やネットワークの整備、そして情報漏洩のリスクに備えた、暗号化やウイルス対策などのセキュリティ対策が必要です。情報システム部門がこの業務を担いますが、該当する部署がない場合、総務部門が準備を進めることもあります。, 人事・総務部門がテレワーク導入を進める上で、特に注意するべきポイントは次のとおりです。準備の時間が限られているときも、これだけは必ず押さえておきましょう。, テレワークの運用ルールや就業規則上の規定は、労使側での合意の上で決定することが大切です。人事・総務部門が一方的に進めると、テレワーク導入後の社員の不満やトラブルの原因となります。社員がストレスなくテレワークへ移行し、オフィス外の業務でも成果をあげるためにも、ルールに関しては会社と社員が共通の認識を持つまで話し合いましょう。, 労働基準法や労働契約法で、会社は従業員に、働く場所などの条件を書面で確認すべきと定められています。すでに雇っている社員にテレワーク勤務を行わせる場合は、できる限り書面で労働契約の変更について確認しましょう。また、新しく雇う人にテレワークを行わせる場合も、自宅でテレワークを行うことなどを労働条件通知書に明示する必要があります。, テレワーク社員の労働時間を把握するために、システムを適切に活用しましょう。テレワーク社員の勤務状況を正しく知ることで、テレワークをしない社員や管理職の不安を減らすことができます。また、ツールを利用することで複数人の勤怠管理がしやすくなるため、管理職の負担も軽減できます。, 働き方改革の一環としてテレワークを新たに導入する中小企業に対して、国が助成金を定めています。2019年度分の「時間外労働等改善助成金」に設けられたテレワークコースの申請受付は締め切られましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、「新型コロナウイルス感染症対策のためのテレワークコース」が新設。テレワークを新規導入すると、テレワーク用通信機器の導入や外部専門家によるコンサルティングなどにかかった費用のうち、1/2が助成されます。助成の対象となる事業の実施期間は、2020年2月17日~5月31日ですが、4月1日以降は、2020年度の「働き方改革推進支援助成金」が設けられる予定です。, テレワーク導入を検討している中小企業の総務部門の担当者は、助成金の申請も忘れずに行いましょう。詳しくは、厚生労働省のサイト「時間外労働等改善助成金(テレワークコース)」をご覧ください。, 柔軟なワークスタイルの採用としてだけでなく、感染症などによるBCP対策としても導入が急がれているテレワーク。人事・総務部門による事前の環境整備が、テレワーク導入成功のカギとなります。会社のリスクに対処する力を強くするためにも、テレワークの準備を丁寧に進めましょう。, ■新型コロナ対策で助成金も!在宅勤務導入のステップを解説│働き方改革ラボ■情報システム担当者のためのテレワーク導入手順書│総務省■「自宅でのテレワーク」という働き方 │厚生労働省 ■第85回労働政策審議会労働条件分科会労災保険部会│厚生労働省■労災保険法施行規則等の改正について(概要)│厚生労働省■時間外労働等改善助成金(テレワークコース)│厚生労働省, テレワークで創る強い組織・第2回 テレワーク導入を失敗させる方法と成功させる方法/比嘉邦彦氏, 職場と人を知り尽くした専門家に聞く (後編)  報連相を極めれば仕事が変わる /濱田秀彦氏, 職場と人を知り尽くした専門家に聞く(前編)生産性を上げるコミュニケーションのコツ/濱田秀彦氏, テレワークは誰もが成果を出せる働き方(後編)  今すぐできる日本型テレワーク実践法/田澤由利氏, 業務手続を電子化?『ワークフローシステムを知らない人にもよくわかる「ワークフローシステムとは?」』を公開, 【2020年最新】あなたの会社に必要な取り組みはこれだ!チャートで診断「働き方改革」. 約8割の一般職がテレワーク継続意向。管理職の約7割が「部下のテレワーク」継続を支持する意向一般職と管理職ともに、最適なテレワーク頻度は「週2~3日」と回答, 人財サービスのグローバルリーダーであるアデコグループの日本法人で、総合人事・人財サービスを展開するアデコ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川崎 健一郎、以下「アデコ」)は、2019年末時点でテレワークの経験がなく、2020年4月発出の緊急事態宣言に伴いテレワークを実施したビジネスパーソンを対象に、テレワークについて意識調査を行いました。特に本調査では、テレワークの経験が少なかったビジネスパーソンのなかでも、「上司」と「部下」の意識の差を明らかにするため、管理職300人と一般職300人の計600人を対象に実施しています。, <調査結果についての見解> 暮らし・食 日本テレワーク協会 2020年. 自宅やサテライトオフィス、また移動中にモバイル端末を使って働くことができるテレワーク。多様な働き方を実現することで、働き方改革の推進や人材確保といったメリットが期待できます。ただその一方で、導入することの問題やデメリットと考えられている点もあるのが現状です。今回は、日本企業におけるテレワークの課題やデメリットと、その解決方法を紹介します。, ◆目次課題1:遠隔でのコミュニケーションが困難課題2:テレワーク社員の労働実態を把握しにくい課題3:テレワーク社員の管理や評価をしにくい課題4:テレワーク端末のセキュリティに関するリスクテレワークの課題は生産性向上のヒント, テレワーク導入にあたり、まず課題となるのが社員間のコミュニケーションの方法です。ひとつの仕事を共有しながら働くケースが多い日本企業において、テレワークをする社員、またテレワーク社員と共に仕事をする同僚も、顔を合わせた会話ができないことを不安に思うことがあります。また、テレワーク社員にとっては、共に働くスタッフが周りにいないため、孤立を感じてしまう可能性も生じます。, 遠隔でのコミュニケーションをスムーズに行うために、テレビ会議やチャットツールなど、対話をサポートする新システムを導入しましょう。また、顔を合わせたミーティングを定期的に行うなどして、社員間で信頼を得ながら働くことができる仕組みを作ることが重要です。, テレワークは、オフィスに出勤する働き方よりも、社員の業務開始時間や終了時間、また労働時間の長さといった就労実態を把握しにくいという課題があります。, テレワーク社員の労働時間を正しく把握するために、勤怠管理の方法を確立しましょう。メールや電話で勤怠を報告するルールや、スマートフォンやモバイル端末で利用できる勤怠管理ツール、またパソコンの操作ログによって勤怠を記録するシステムの導入がおすすめです。, テレワーク社員は、管理者や他のスタッフがいない自宅などの場所で働くため、オンオフの切り替えが難しく、労働時間が長くなる、また深夜労働やサービス残業をしてしまう等のリスクも発生します。, 適正な勤怠管理と併せて、労働時間に関するルールを作り徹底することで、テレワーク社員が安心して働ける仕組みを作ることが重要です。また、パソコンの使用状況を記録できる操作ログ機能は、サービス残業や深夜労働の防止に役立ちます。, 管理職にとって、顔を合わせて働く部下と比べて、テレワークをする社員は目が届きづらく管理がしにくいのではないかという懸念があります。, この不安を解消するためには、まずは常に部下を目の届くところに置いて監視すべきという考え方を改める必要があります。また、顔を合わせてなくても適切な指示が行えるよう、指示を受けるテレワーク社員の状況をふまえて、指示の出し方や仕事の納期の設定方法をあらかじめ決めておきましょう。, テレワークをする社員にとっても、上司からの指示や判断を受けづらい、また指示を受けたとき、現在進めているタスクと新たなタスクのどちらを優先すべきかわからない、といった課題があります。上司に仕事ぶりを見られていない分、きちんと仕事をしていることを把握されているのか、また適切に人事評価がされるのか、という不安も生まれます。, テレワーク社員の業務を過小評価、過大評価しないように、業務にかかる時間や難易度を管理職が把握することが重要です。また、テレワークなどの多様な働き方をする社員を正当に評価するために、労働時間の長さを評価するのではなく、仕事の成果を評価する人事制度を採用する必要があります。, テレワーク導入に慎重になる理由として、情報セキュリティ面での不安が挙げられるケースもあります。テレワーク導入に際しては、社員が社内のみで仕事をするケースよりも、外部に情報を持ち出すことによる情報漏洩のリスクが高まります。自宅やサテライトオフィス、また移動しながら働く社員が使用する端末のセキュリティに関して、十分な対策が必要です。, まずは、テレワークの運用を想定して、社内のセキュリティーポリシーを見直しましょう。その上で、ウィルス対策ソフトの導入やパスワード管理の徹底など、セキュリティ対策を万全に行います。, 端末の紛失や盗難といったリスクに対しては、テレワーク端末の所在や利用者の管理、また機密性の高いデータは暗号化する、データのバックアップを取るなどの対策が有効です。, また、テレワーク対象社員に、情報セキュリティやトラブル時の対応などに関する研修を行いましょう。テレワークを行う社員自身がセキュリティに関する意識を高めることが、情報管理上の事故を防止するために重要です。, テレワーク導入の検討を開始すると、社員が事業所内で働いている間は生まれなかった勤務上の課題が多く見えてきます。ただ、テレワークに関する課題を解決していくことで、効率的に仕事を進めることが可能になり、テレワークだけでなく、全社的な働き方改革の推進にもつながります。会社全体の生産性向上のためにも、テレワークの課題解決に積極的に取り組みましょう。, YES・NO形式の簡単な質問に答えるだけで、あなたの会社が抱える課題がまる分かり!裏面では、各取り組みの参考になる「働き方改革ラボ」の記事リンクを掲載しています。こちらも参考にしてみてください。, テレワークで創る強い組織・第2回 テレワーク導入を失敗させる方法と成功させる方法/比嘉邦彦氏, 職場と人を知り尽くした専門家に聞く (後編)  報連相を極めれば仕事が変わる /濱田秀彦氏, 職場と人を知り尽くした専門家に聞く(前編)生産性を上げるコミュニケーションのコツ/濱田秀彦氏, テレワークは誰もが成果を出せる働き方(後編)  今すぐできる日本型テレワーク実践法/田澤由利氏, 業務手続を電子化?『ワークフローシステムを知らない人にもよくわかる「ワークフローシステムとは?」』を公開, 【2020年最新】あなたの会社に必要な取り組みはこれだ!チャートで診断「働き方改革」.