| Copyright (C) 2020 ツイズム All Rights Reserved. 敵は関東髑髏党・鉄機兵二万。闇に浮かぶ妖しき月よ。我らに無敵の力を与えよ! 劇団☆新感線としても初挑戦となる2つのチームが交互に上演を行うダブルチーム制を導入した『髑髏城の七人』Season月。 水に足を取られながらの殺陣って本当に大変だと思うんですけど(陸上より動きづらいだろうから)、かっこよかったんだぁ……。, ところどころで出てくるかなり砕けたギャグの演出なんかも好きだなぁと思います。渡京のクズ人間っぷりが揺るがないとことかすごくよかったし、贋鉄斎おじさんの振り切っちゃってるとこもたくさん笑いました剣花道。 あまりに圧倒されたのでいつも以上に測量野帳への感想殴り書きがまともに書けなかったので、少しずつ少しずつ記憶の糸をたどりながらこの文章を書いています(あと、これ書いてる日の夜に舞台『刀剣乱舞』のライビュが控えているのでそれより先に書いておきたいのも正直なところ…!記憶と感情がごっちゃになってしまう)。, キャンセルかな?でぽろっと出た(劇団☆新感線公式アカウントがキャンセル流れが出ましたってツイートしてくれてた時期の)チケットを買ったのですが、そのおかげなのかなんなのか前方ほぼまんなかといういい場所で観ることができまして、もう本当にラッキーでした。行くって決めてよかった。, 来年は2.5次元以外のお芝居も積極的に観ていこうと思いつつも、その手のお芝居は割と2.5よりもいいお値段するのでチケット1枚買うのも勇気がいるのですが(ザ・庶民)、やっぱり気になったものは勇気を出して観に行くべきですね。 髑髏城の七人Season月~下弦~ 観劇感想【財布も心も豊洲の海に捨之介】 | ひなっちの、若手俳優そして舞台沼はここだブログ ホーム ピグ アメブロ 芸能人ブログ 人気ブログ 劇団☆新感線『髑髏城の七人』season月<下弦の月>を観てきたざっくり感想文まとめ. Copyright © Village Inc. All rights reserved. 4月に舞台で観て大感激した『修羅天魔〜髑髏城の七人 Season極(ゴク)』が、本日大千秋楽。ライブビューイングが開催され、いそいそと映画館に出かけました。, さすがに、幕前、幕間のプロジェクションマッピングや音響などは舞台には勝てませんが、ライブビューイングならではの良さ、たとえば役者の表情がよく見えたり、セリフが聞き取りやすかったりして、両方観てこの舞台の凄さを実感。, 前回から1ヶ月以上上演してきて役者さんの芝居もこなれ、特に千秋楽と言うことでもの凄く気合いが入っていたように感じました。, 天海祐希さんは宝塚で培った舞台での見せ方、ドラマや映画でのカメラを通しての見せ方が両方とも素晴らしくって、見得を切る度にシビレましたよ。, ラストの回想では、回転舞台で今までのシーンが流れる中、一人たたずむ極楽太夫(天海さん)の目から一粒涙が。なんだか、ストーリーよりも2ヶ月半にわたる長い舞台が、これで最後なんだってところに共感して、もらい泣き。, 今回、古田新太さんは前回のようにセリフを噛むこともなく、天魔王として貫禄と迫力がありました。, 兵庫の福士誠治さん、全力の動きとセリフなのに、暑苦しくなるぎりぎりのところで爽やか。, 沙霧役の清水くるみちゃん、4月に観たときより、動きがスマートに声も通るようになっていた。とても観やすかったです。, 観た方は理解されました?マネが何もお伝えできない理由を…。今後観に来てくださる方は前情報ナシでの鑑賞がオススメですネタバレ厳禁!, 最後まで応援よろしくお願いします‼️ pic.twitter.com/RniGbfvwhy, — 竜星涼スタッフ(公式) (@ryusei_staff) March 17, 2018, ネタバレになりますが、前半は味方側“無界の里”の男太夫・夢三郎として↑みたいな色っぽさを醸し出しながら、後半は敵方天魔王の息子・夢虎として、ドSな侍を演じ分け。後半の夢虎になってからのテンションの高い芝居に驚かされました。(普段の佇まいが静かなだけに、豹変ぶりにびっくり!), 今回は最後の戦いのシーンで頭から流れた血のりが目に入って真っ赤になり、鬼気迫るシーンでした。(そのせいか、カーテンコールで素顔だったのが可愛かった), おれたちの極楽太夫、天海祐希さんと、その歌声でその場にいた全員を髑髏党にしてしまったデーモン閣下のツーショットです。『修羅天魔』にぴったりの、さみしさを吹き飛ばすような、お祭りみたいなカーテンコールでした。 pic.twitter.com/LTea79ScNy, — 新感線公式ツイッターです。 (@SHINKANSENinfo) May 31, 2018, で、私は知らなかったのですが、劇団☆新感線の千秋楽恒例のせんべい蒔きをやってました。, キャストが愛をこめて皆さまに配った、お米でできたお菓子がこちらになります。 pic.twitter.com/cldvOasgQa, アンコールが終わってから、ライビュでは髑髏城シリーズ6作(花、鳥、風、上弦の月、下弦の月、極)のダイジェストをまとめた映像が流れ、また感動。, 2017年3月30日から始まった #髑髏城の七人 。本日2018年5月31日、『#修羅天魔 』大千秋楽をもって全420公演が終了しました。ここ豊洲に約55万人のお客様がご来場、さらに全国の映画館で多くの方にご覧いただきました。全シーズンのキャスト・スタッフの皆様お疲れ様でした。ありがとうございました! pic.twitter.com/lg8rwhvr3z, この次は、8月の『メタルマクベス disc1』が楽しみですが、その前にWOWOWで、今回のシリーズ初回の『髑髏城の七人 season花』が7月14日18:30から放映されるとのこと。. 無界屋の住人たちを殺すことや熊木衆を全滅させようとしたことがいいことだとは思わないけれど、自分が天に昇り詰めるための邪魔なものは排除しておくというのはわからなくないです。, 鎧や兜、面を身にまとった状態での殺陣は初めてだそうでなかなかに大変だったのでは?と思いますが、ぶっちゃけていうとそれでも捨之介と戦っているときの彼はなんとなく手加減気味に見えたので(実際はどうだったのかは知らんし、超個人的な印象/感覚値の話です)、パンフレットにあった「稽古で演者がそろわないときはドリームチームでやったりする」の一文を読んで以降は彼が福士君とやったらどう見えるのだろうとか、花鳥風チームの誰かとやったらどう見えるのだろうとか、いろいろ考えました。, ふとしたタイミングでこういうことを考えてしまうのは、わたしは本当に三日月宗近の殺陣が好きだからなんでしょうね……。そんなに回数重ねて観ていないけれど。後生ですから三日月宗近としてまたそのお姿を見せてください。あの舞うような殺陣をまた観とうございますという気持ちでいっぱいです。, 天魔王の話とはズレますが、三幹部(でいいのかな)もかっこよくて好きです。地味にアホなところを捨てきれていなくて、おまえらよくそれで天魔王のとこに仕えてるなwwってところもありましたけど、とくに女幹部2人はayabambiちゃんぽくてかわいかったなー。 25日、 髑髏城の七人「Season月」下弦の月 が東京・IHIステージアラウンド東京で開幕しました。 下弦の月は、声優でありながら、俳優、ミュージシャンとしても人気の宮野真守が主演。 Season月公演は2チーム制をとっており、先に開幕した福士蒼汰主演「上弦の月」との違いも見どころです。 2018年3月17日から5月31日まで、IHIステージアラウンド東京で上演。全76ステージ。 「修羅天魔」と題され、「髑髏城の七人」でありながら捨之介も蘭兵衛も出てこない完全新作となる。 観てきた!!!!! かの有名な(※当社比)、劇団☆新感線のお芝居を観ることができました。 他にも髑髏城お約束のシーンは数あれど、月ならではだったのはこの3か所と、あと兵庫&じん平orいん平だな! これについては後で書きます。 髑髏城脱出から七人のシルエットまでの流れは、基本的に花~月まで一貫してましたね。 渡京すごくいいよね。あそこまで見事な「コウモリ」っぷりは逆に観てて心地いいですw, 余談ですけど、「けんかどう」って最初聞いた時に「花」じゃなくて「華」を想像してたんですよね。 $("div",this).slideToggle(); 舞台上で常に100%の熱を持って戦う、向きあう、相手にぶつかっていく兵庫の兄貴は本当にかっこいいし、そりゃこんなかっこいい兄貴に出会ったら、荒武者隊だってかっこよくなるよね!!!て感じです。, 「抜かずの兵庫」の由来はなんかもっと過去の話とかがっつり出てくるのかと思ってたら、そこまでがっつりでもなかったかな…というのが正直なところです。 ほぼ趣味ですが、若干Wordpress・Webのお勉強的な意味も込めてやっています。どうぞごゆるりと。, 髑髏城の七人 Season月|TBSテレビ:IHI STAGE AROUND TOKYO, IHI STAGE AROUND TOKYOで2017/11/23〜2018/2/21公演の『髑髏城の七人 Season月』の公式サイトです。, 劇団☆新感線『髑髏城の七人』season月<下弦の月>を観てきたざっくり感想文まとめ, 舞台『鬼滅の刃』を観てきた感想を書く回/命をかけた戦いなので後生ですから人類は舞台『鬼滅の刃』を観てください(ここまでがタイトル), コラボフリクションに入れて使うならJuice upの芯もオススメ!替芯の互換性についてのまとめ, #映画キャッツ を観てきたので感想を書く回/舞台版が好きならきっと楽しいし、結論としては「観てから言え、以上」。. 幹部自らがツイスターゲームするとか聞いたことないよwww, 捨之介&蘭兵衛がタッグを組んで天魔王に向かっていくのかと思いきや、あっという間に天魔王&蘭兵衛のコンビ、というか組み合わせになったのは驚きましたけど、彼の中にいた絶対的な主、織田信長という存在は、誰が何を言おうとも揺らがないんだろうなぁと再度確認させられた気がします。, 登場して最初のほうは、手を伸ばしてもつかむことができないような、そんな儚さや妖艶さを持った人だなぁと思っていましたが、天魔王に取引を持ち掛けに行って森蘭丸に堕ちた(戻った)シーンの、信長の仮面にすがるような彼が恐ろしくて、でもとても美しくて。口から血を吐いている姿ですら美しさを感じました。, あぁ、この人はきっと儚いとかじゃないんだ、死してなお、織田信長という人間がこの人のすべてであって、それ以外に彼を支えるものはなかったから、だからこんなにもこのシーンでこの人は美しいんだと、そこですべてを持っていかれたようなそんな気がしました。, 蘭丸として生きていた彼も蘭兵衛として生きていた彼も、きっとどちらも本物で、だからこそカーテンコールでは蘭丸ではなく蘭兵衛として登場したのだろうと思いますけど、でもやっぱりわたしは、彼は蘭兵衛ではなく森蘭丸だったのかなぁと思います。, 廣瀬君については、セブンデイズの映画ぶりに役者としての姿を拝見しました。

;jQuery(function($){ ブログを報告する. 彼の出演作をすべて知っているわけではないものの、CanCamに載ってたインタビューで「殺陣の経験があまりないので」とか言ってたけど「嘘つけ!!!」って思いましたし、蘭兵衛としては水のような、そして「蘭丸としては銀のような動きと空気がとてもよかったので、ぜひとある本丸で刀剣男士にならないかい?ってスカウトしたい気持ちです(欲丸出し)。つーかもうすでにスカウトされててくれ。明石とかなんかその辺の背格好の刀剣男士をやってくれていいよ。, アニキー!!!!!かっこいいよアニキ!!!!! この記事は、「TBS版髑髏城の七人season月 下弦の月」を見た一介のオタクの長文感想文です。気の狂ったオタクが見たいという奇特な方向けです。ネタバレには配慮しませんので悪しからず。, こんにちは、へびと申します。先日のワカ感想、想像以上の方に読んでいただけたみたいで嬉しいです。さて、引き続き下弦の月の感想を書き留めておきたいと思います。私にとってこの作品群に足を踏み入れるきっかけになった思い入れのあるseasonです。今回改めて見直してみて、さらに好きな気持ちが増しました……!, ツイッターでも遺言のように書き残していたのですが、下弦髑髏って、とても「やさしい」と思いませんか? 人と人との繋がり、お互いの感情が丁寧に丁寧に描かれていて、それが観客の心を打つ。このタイプの髑髏城は、下弦の月ならではだと思います。, 下弦の月は、演技の丁寧さがずば抜けていると思うのです。セリフがないシーンでも、スポットが当たっていなくても、どれだけ舞台の端にいようとも、そこに役がいる。計算し尽くされた表情、行動、オフマイクのセリフ。それが役の深みを作っていく。これ、上弦と真逆のアプローチですよね。向こうは本当に舞台の上で戦ってますもん。上弦も大好きなので語りたいのですが今回は下弦の感想なのでこのあたりで……, どちらが良いという話では全くないことを前置きさせてください。ワカや花鳥風上弦は特に、商業演劇的な演出が目立つように思います。いわゆる、主役の三人をいかにかっこよく見せられるかを追求した舞台。これはこれで私は大好きです。ところが下弦の月は、そうじゃないんですよね。三人はもちろん中心にはいる。けれどその横には太夫が、兵庫が、そして何よりも霧丸が、三人に匹敵するほどの存在感で立っている。生駒も剣布も爪月も、ただの部下に甘んずることなく各々のしっかりとした感情を持って存在している。まさしく「群像劇」という言葉がふさわしい舞台ではないでしょうか。, 下弦のキャラクター、全員イロモノにしたら一周回ってド王道になったみたいな感じありますよね。下弦捨も例に漏れず、捨之介らしくない捨之介です。, 前向きなんて言葉では表しきれないような理想家。戦国の世でも、甘い男だと言われようとも、綺麗事が本当に実現できると信じている男。そもそも彼には天魔王を殺す気が全くない。天魔王を止めるために、殿の亡霊に取り憑かれた天魔王を救うために髑髏城へと向かっている。どんな人間でも話し合えば分かり合えると思っている、ある意味光ゆえの傲慢さを持っている人間です。上弦より、お兄ちゃん感が強いです。, 「でもだからこそ、その刃がどっちを向いてるのかよーく考えろ。いくら切っても、昨日に向かってるんじゃ意味がねえ」, 今までの捨之介が沙霧ちゃんを落ち着かせるように放っていた綺麗事を、この捨之介は本気で信じているような声色で言います。綺麗事かもしれないけど、それでも、と。それに対し、ひねり出したように発する霧丸の「なんなんだよぉ……お前は」が本当に綺麗で。他シーズンではそんなことなかったのに、下弦はここで泣いてしまう。この会話で、霧丸の心が溶けるのがわかるからかも。, 「蘭兵衛……、なんでこの城に来た? てめえで生きるのに、あんだけ良い街作っておきながら、なんで……!」, 怒りでもたしなめるでもなく、ただ本当に理解できないという調子で言います。霧丸と心が通じたあとの、蘭兵衛からの静かな拒絶。ここの対比がしんどくて、美しい。, ここから段々と月が欠けるように、捨之介は光を失っていきます。見ていて気がついたのですが、この捨之介がダメージ受けるのって怪我した時じゃないんですよね。蘭兵衛の拒絶、仲間たちを斬りそうになったとき、蘭兵衛の死、天魔王の拒絶と死。そういったもので弱くなっていく。全然関係ないんですけど、セリフもないのにその度に絶望顔をアップにしてくれるカメラワークが素晴らしい。愛を感じる。, 最後、この捨之介は名前を捨てません。過去を捨てることなく、地べたを這って生きていくことを決めます。後味がめちゃくちゃ良いわけじゃないところも亜種だよなあ。現実は厳しいけれど、綺麗事は叶うわけではないけれど、それでも、生きてさえいれば良いことはあると信じて生きる。そんな下弦の捨之介でした。, えっと、天魔王らしくない天魔王です。すごく人間らしい。前回一番正気なのが下弦天魔王という文を書いた気がするのですが、その通りです。月はプロローグで人の男が天魔王へと変わる瞬間を描写してくれることもあって、本当に、人間に見えます。人間が頑張って頑張って、理想の天魔王らしくあろうとした姿なのかな。頑張った結果、自分が天魔王にはなれないことを悟ってしまっている。真面目で神経質で、几帳面。そんな感じがします。中の人は計算し尽くされた憑依型の演技で有名ですが、それがうまく働いたなあという印象。, 口説きのシーンに特に顕著に表れていると思います。カリスマ性と勢いで堕とすのではなく、本気で洗脳しようとしている。蘭兵衛の一挙一動を注視し、彼の心が揺らぐたびに表情を巧みに変えて。動揺が見えた瞬間にたたみかけ、かと思えば引く。本当に上手だと思います。「かかった!」と言わんばかりに口角をあげてみたり、本当に悲しそうな顔をしてみせたり。個人的に、堕とした後ほっとしたようにふふふって笑うのが人間らしくて好きです。, とはいえ、一番の見せ場は捨之介との一騎討ちのシーンでしょう。一枚一枚、天魔の鎧を剥がされていく天魔王。細くて折れそうな、薄布で覆われただけの体。下弦捨の体が大きいことと相まって、どんどん酷く小さく、哀れになっていく。人間が天魔王となって始まった物語は、天魔王が人間に戻って終わるのだなあと。, 捨之介の刀が頭上に振りかざされ死を覚悟したとき、最期の矜持とばかりに捨之介を真っ直ぐに見つめるのが心にくる。ここで斬ってあげたほうが幸せだったのに、捨之介は刀を下ろしてしまう。その瞬間慌てたように、格好よさのかけらもないほど無様に、天魔王は捨之介の刀をもぎ取って自分の腹に刺します。, このセリフが好きで好きで。最期にこのセリフだけ、着飾らない人の男としての本音が見えたような、そんな小さな一言。天魔王になれなくて、でも天魔王としてしか生きられなかった男の哀れさが詰まっていると思います。, この天魔王、なんか同情しちゃうんですよね。もちろんしたことは酷いことで、それは許されないことなのかもしれないけれど。それでも、彼はどんな気持ちだったのかなと思ってしまいます。殿の遺言を聞いたとき、殿が意志を自分に託したと嘘をついたとき、最期、捨之介に斬ってもらえなかったとき。下弦は勧善懲悪モノとしては失敗ですね……笑, とにかく女性的で美しい。笑顔が可愛い。愛し愛され生きてきた人。ワカと振れ幅が大きすぎて本当に同じ役の感想書いているのか不安になってきた。, 天真爛漫ゆえに、少し(いやだいぶ?)幼い。他の蘭が程度の違いはあれ無界屋の主人としての気負いがあるにも関わらず、この蘭にはそれが全くない。すぐ拗ねるしすぐ動揺するし、すぐ笑う。あとすぐ物を投げる。, この役解釈って本当に特殊で。他の蘭兵衛さんの根本にある、無理に過去を押さえ込んで色街の主人として無理やり気を張り詰めて、そこで生まれた綻びを天魔王に突かれてしまうっていうところが全く変わってしまうんですよね。普通こんな解釈したら役としてまとまりがなくなってしまいそうな気がするのに、この中の人は絶妙なバランス感覚でこの蘭を成立させています。いや本気ですごいと思う。私はこの蘭が一二を争うほどに大好きなのだけれど、ひとつ文句を言うとすればお前もうちょっと色街の主人として頑張れよ、と。太夫も太夫なので、下弦に関して言えば無界屋の経営が心配になります。, この蘭で一番好きなシーンは、無界屋を抜け出す場面。夜、密かに建物から出てきて、誰にも見られていないことを確認して、裏手に向かいます。いや詰めが甘いのでがっつり霧丸に見つかってるんですけど。, 歩いて歩いて、ふと無界屋を振り返って。目を閉じて満面の笑みで、今までありがとうとでも言うかのように一礼します。こ!の!シーンが本当に好きなんですよ。勝手なやつだと思うし馬鹿野郎とも思うけれど、月明かりに照らされた笑顔には一点のくもりもなくて、美しくて。いろんな感情が溢れてきて泣けます。, ここから口説きのシーンは下弦蘭の真骨頂と言っても良いのではないでしょうか。天魔王の言葉に揺らいで、足掻いて、堕ちていく様の丁寧さといったらちょっと追随を許さないものがあるかなあと。堕ちた後の妖艶さも素晴らしく、オブラートに包んで表現すると小姓感がやばい。語尾を抜くような、吐息混じりの喋り方がまた艶めかしい。カメラさんの愛を感じました。, この蘭は愛されて生きてきたけど、同時に愛する人でもあったのかなあと。太夫たちを愛する気持ちの発露みたいなものが蘭兵衛で、殿を愛する気持ちの発露が蘭丸だと解釈しています。この蘭は確実に、里の仲間たちを愛していた。じゃなきゃあんな辛そうに切らないと思います。無界屋襲撃のシーン、蘭丸と蘭兵衛の表情がちらちらと見え隠れするのが好きです。太夫の呼びかけで蘭兵衛に戻るけれど、血の匂いで蘭丸に戻る、みたいな。本当にこの蘭は表情が豊か。顔がアップになったときに一筋流れる汗が涙みたいに見えるのも良い。, あの人の言うことは道理だと説かれた蘭は、最期に自らのことを外道だと吐き捨てて死んでいきますが、なんというか、あれだけ自由に生きてればなんだかんだ幸せだったんじゃないですかね、彼。酷い人間ですが、そうわかってても嫌いになれない。いや、大好き!, 脱線。 ここまで書いて、あ、今回好きな台詞をピンポイントで抜き出すことが少ないな、と思いました。おそらく下弦の特徴がその理由だと思うのですが…… 下弦、とにかく表情が豊かなんです。他作品で比較的仏頂面な蘭兵衛の表情について語った後なので否が応でもわかると思うのですが。蘭兵衛でこれですよ、捨之介と天魔王なんて顔芸レベルです。だがそれが良い! ここまで台詞なしの表現ができるんだ、と驚きました。六欲天ダンスのカウントダウンの顔とか大好きです。, 閑話休題。 すみません今回他の役の存在感も大きすぎたので個別で書きます……これ全部で何文字になるんだろ。, 言わなくてもわかると思いますが太夫らしくない太夫です。とにかく可愛い。蘭兵衛に肘打ちしちゃう。霧丸に抱きついちゃう。オフマイクで「どうも〜〜一日置きにやってます、休演日があるから気をつけてね♪」みたいなこと言っちゃう。おっとうが来たときに、「わざわざいらしたんですか? 挨拶しないと」みたいなことを画面の端でやって止められてる。可愛い。あと私おっとうめっちゃ好きです、このポジの役者さんの中で一番好きです。インディ高橋さん。, 蘭兵衛との関係性がなんなのかは一部の作品を除き観客に委ねられてるところがありますが、私はこれは恋愛関係ではないな、と。無理やり名前をつけるとすれば、姉弟みたいな関係だと私は解釈してます。確かに接触は多いんだけど、どうにも色気のある感じには見えなくて。それよりもお子ちゃまな弟の面倒を見ている姉、という方がしっくり来ました。, この太夫と蘭兵衛の関係が大好きなんです。太夫は蘭兵衛が自分の元からいずれいなくなることをしっかり理解していて、その上で、今まで一緒にいた。蘭兵衛が消える前日、太夫はそのことを察して、でも務めて明るく「らーんベーさん」と声をかけます。, きっと太夫は、蘭が自分を抱き寄せたのは顔を隠すためだということも、いくら笑顔で返事をされても自分の真意は伝わっていないことも、全部お見通しだったんだと思います。それがわかって泣けてきてしまって、涙を隠すために霧丸を連れて建物の中に走りこむ。そうして、背後で一人呟く蘭の声を聞いたのではないでしょうか。俺の三途の河は血まみれなんだ、と。, 太夫は蘭兵衛を引きとめない。『この世一人のまことだから君の生きたいように』と思っているから。それでも『本音を言うならば今のままいたい』とも感じている。その相反する気持ちを抱えて、せめてこれだけはと、『君死にたまふことなかれ』と歌うんですよ……, 蘭がまっすぐ殿の元へ行けますように。だってあんなに、太夫が蘭の手を擦ってくれたんだから。そして太夫も、これからも生きていってくれるように祈っています。兵庫、頼んだぞ。, 最後に太夫を見事射止めた兵庫の旦那。兵庫って曲がりなりにも関八州荒武者隊のリーダーじゃないですか。この兵庫にならついていってもいいかな、そんな風に思えるリーダーシップがありました。これは正統派な兵庫でした、正統派すぎるぐらい正統派でした。本来ならもう少しネタキャラかな? とも思うので。下弦の荒武者隊かっこいいんだよな…… とはいえギャグのセンス大好き。間の取り方とか表情が上手いのかな、兵庫のギャグシーンはずっと笑ってました。, 仲間を殺された太夫がずっと一人で気張っていたのを、そばで支えていた感じが強くて好き。兵庫自身もいっぱいいっぱいだったと思うのに。捨之介と並んで霧丸のお兄ちゃんポジだったのもとても良かったなあと。, もう一人の主人公。正直霧丸がここまで重要な役どころになるなんて思ってもみませんでした。この下弦は、霧丸の成長譚としても解釈できると思います。, 最初は人生に絶望していた霧丸。天魔王を殺すためなら自分の手を汚すことも厭わない、闇の中にいた少年。野良犬みたいで誰にも心を開かなかったのに、他の人と出会って変わっていく。理想を掲げる捨之介を疎いながらも、彼の言葉で少しずつ、光を掲げるようになる。初めは「天魔王を殺す」となんども口にしていたのに。, こう言い切り、髑髏城へ向かっていく眩しさよ。テーマソングの「刃よ明日に向かえ」がこれまた良い。少年漫画的な熱さがあります。, 後半になるにつれ彼が光をどんどん強めていき、相反するように闇に飲まれていく捨之介との対比が美しい。そして天魔王の死でふつりと糸が切れ死のうとする捨之介を引き止めるとき、彼の輝きは最高潮に達します。, 「あんた……地の男なんだろ。だったら地べた這いつくばってでも生きろよ、生き抜けよ!!!」, このどちらも不完全な二人の主人公が並び立つ構図は月ならではですね。お互いがいたから、お互いに前を向ける。本当に胸が熱くなります。, 個人的にすごく好きなので書かせてください。天魔王との関係性が好きです。強くて可愛くて残忍で、ただ純粋に天魔王を慕っている。高笑いして自ら天魔王の刀を喉に刺す最期は辛くて見てられませんでした。下弦、部下がみんな格好よくて強いんです。剣布(演 肘井美佳)も爪月(演 安田栄徳)も。そんな彼らが天魔王を崇拝していることで、自身は動かずとも、自然と天魔王が強く見えるのかなあと思いました。, ワカよりも狸親父感が強くて、憎めない。家康さん、一歩間違えればヘイト貯める立ち位置にいると思うんですよ。でもこの人の家康は嫌な感じがしないんです。最後に笑い飛ばしてくれる器量があるからかな? 大好きな家康です。, おきりに駆け寄ろうとして、太夫に止められて。太夫がいなくなってからもそれ以上近づくことなく、その場で頭をさげる一連のシーンが辛い。この家康さんも、すごく、やさしい。, 下弦のキャラクターは総じて、強くない。完璧な人間は誰もいないし、全員が全員、苦しみながら生きている。それでも、一人では生きられなくても、手を取り合えば生きていける。そんな物語でした。役者同士もお互いに協力しながら舞台に立っていることが伝わってきます。本当に仲がいいんだなあ。勢いや派手さはないから好みは分かれるかもしれない。でも私はめちゃくちゃ好きです。ロングラン公演最後のseasonだったからこそできた、挑戦的な解釈の髑髏城の七人だと思います。, 逆に上弦も見直したくなりますね。あれも挑戦的だった。そして上弦を見ると下弦を、他のseasonを見たくなる罠。しばらく沼からは抜け出せそうにないです。, snake_catさんは、はてなブログを使っています。あなたもはてなブログをはじめてみませんか?, Powered by Hatena Blog